PDCAサイクルとは、4つのステップからなるマネジメント改善サイクルのことである。“品質管理の父”といわれるエドワーズ・デミング(W. Edwards Deming)によって提唱され、デミング・サイクルともいわれる。

 PDCAとは、Plan、Do、Check、Actの頭文字を取ったものである。

  1. Plan(計画):目的と業務プロセスを確立する
  2. Do(実行):計画に従って業務プロセスを実行する
  3. Check(確認):業務プロセスとその結果が目的に合致しているか確認する
  4. Act(見直し):計画、実行、確認の各プロセスを見直し、改善を行う

 Actから次のPlanにつなげ、継続的な業務改善を図っていく。このような螺旋状のしくみをスパイラルアップ(spiral up)と呼び、この考え方は、ISO 9001(JIS Q 9001)やISO 14001(JIS Q 14001)、ISO/IEC 27001(JIS Q 27001)にも反映されている。


Last-modified: 2020-02-25 (火) 02:02:18