XBRL(eXtensible Business Reporting Language)とは、各種財務報告用の情報を作成・流通・利用できるように標準化されたXMLベースの言語のこと。ソフトウェアやプラットフォームに関係なく、電子的な財務情報の作成や流通・再利用を可能するもので、XBRL Internationalによって仕様が制定されている。

 2006年4月21日、金融庁から次期EDINETシステムの構築が公表され、有価証券報告書等の財務諸表部分のXBRL化が明示され、早ければ2008年4月に導入される。これを踏まえ、東京証券取引所も、2008年度を目途とし、TDnet(東証適時開示情報伝達システム)においてXBRLを本格導入することを発表している。また、世界各国においても、2005年4月の米国SECでの採用に前後し、急激なXBRL採用の動きがある。

 XBRLの採用によって、企業、会計士、官庁、投資家、市場など関係者間での財務・会計情報の流通が円滑に進むことが期待されている。


Last-modified: 2020-02-25 (火) 02:02:17