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会社がなくなる!?

会社がなくなる!?
日本、そして世界の動乱がおさまらない。。。
こんな風に感じている方々も多いのではないでしょうか?

わたしは、あと3年ほどで今までの価値観が全部ひっくり返る
ほどの刷新がおこり、日本そしてアジア各国のあり方も、
いまからでは想像もつかないほど変わってしまう。
こんな風に予想しています。
予想というよりは、感じています。

 

これからの未来を切拓くには、今まで大切にしてきた価値観、
今手にしているものを潔くすべて捨て去らなくては
生き残れない時代になると思っています。

個人、そして会社も。。。
特に会社は、これからの15~20年でなくなると思っています。

正確にいうと、

「 今のような会社の組織論、仕事の仕組みは必要なくなり、
会社の中で働くという概念そのものが大きな変革を遂げる 」

そのように思っています。

ナンバーワン、オンリーワンの会社や、
財閥系のように豊富な資本金を抱え、
様々な事業領域で仕事をしているような
会社の寿命はもっと長いでしょうが、
ほとんどの会社にとって、
会社をもつ意味がなくなる時代がくるかもしれません。

そもそも現代に生きる私たちにとって、
「 会社そのものがなくなる 」 ということは、
あまり想像しないことだし、想像し難いことでしょう。

 

「 会社がなくなったら、どうやってお金を稼いで生きていくの?? 」

きっと、このように考えるのではないでしょうか?
しかし私たち日本人が、
会社という価値観をもって発展させてきた歴史は、
まだたった150年程の歴史です。

 

20120409_Ryoma_Sakamoto

日本で最初に出来たカンパニー。
それは坂本竜馬がはじめた、「 亀山社中 」といわれています。
その起源は1865年5月です。  今から147年前の話です。

 

20120409_Kameyama_Shachu

なぜ、「 会社がなくなる 」そのように感じるのか。
それは今の世の中の動きから、
率直に感じる自分の感受性以外には、
歴史を振り返る中で感じることが大きいのかもしれません。

 

理由はシンプルです。

社員が育つ前に、事業が歳をとってしまう。  これが理由です。
いまや、会社の寿命が10年だとすると、
その会社が取組む事業の寿命は、6年という人だっています。
これはIT社会の恩恵のひとつかもしれません。
もちろん大きなトレンドをつかむような事業サイクルはもっと長いが、
そのような業界、分野を創出するような事業は、宝くじを当てるに等しい。
事業を6年と定義すると、導入期、成長期、成熟期はほぼ2年づつ。

20120409_Graph

● 導入期では、収益が小さいので起業家資質をもった社員を中心に、少数精鋭チームで、
ゲリラ的に仕事を行っていかなければならない。
● 成長期にはいり、事業がようやく拡大。急速に社員を増やしていくので、社内教育、業務オペレーションが課題になる。
● 成熟期では、急激に収益効率が下がるので、人員が圧迫する。

 

どうでしょうか?
このように、人材を育成したころには事業は陰ってくる。
だからその頃には、事業モデルを見直したり、違う事業をはじめたりしている。
だから、せっかく2~3年育てた人材と、今必要な人材の能力にギャップがでる。
だから、入社しかばかりの新入社員や、
40代以降のベテラン社員はまだよいが、
20代後半、30代の社員が息苦しくなりやめていく。。。
これを繰り返していくと、 会社にはなにも残りません 。。。(苦)

みなさんのまわりは、
このようなサイクルに陥っている会社ばかりではないでしょうか?

つまり、既存の事業のほとんどが
「 無から有を生み出す経験ができない 」 からこそ、
考え、新しい価値観を創出できる力が、ほとんどの会社の中で身に付かないのです。
ここを変えたい!と、
自分の会社の事業の本質的課題に気づいている経営者も多いことだと思います。
しかし、残念ながらなかなか抜本的な解決を得るような事業モデルは考えつかない。

 

でも、今を生きるため そんなに将来性はない事業だとわかっていながらも、
新入社員を誤魔化し、鼓舞して、採用し続ける。。。
だが、ドンドン、また人材が抜けていく。。。
この繰り返し・・・。 この繰り返し。

事業モデルの中で、
「 無から有を生み出すような経験を積むことができることと、
事業収益が一体として存在していく 」 企業のみが
会社として存在していくのかもしれません。

「 無から有を生み出す能力」 以外のことは、
今や、ほとんどアウトソーシングでまかなえてしまう時代です。
会社ではなく、個人商店で十分なのです。

150年より以前の日本では、組織といっても現在のような
「 会社組織 」というよりは、家族的なつながりがつよいカタチで成り立っていました。

20120409_Shotokutaishi

世界最古の企業といわれる 「 金剛組 」
その創業は、驚くことに西暦578年。
聖徳太子が四天王寺建立の際に百済から呼んだ宮大工、
金剛重光によって創業されたそうです。

 

このような組織体では、いわゆる丁稚奉公からはじめ、
安定的な力がつくまでは、社員というよりは家族の一員として組織体に貢献していきました。

20120409_Kongogumi

丁稚奉公というのは、毎日の食事と、少々のお小遣いで、
力がつくまでは組織の下働きを通じて、成長の機会を自らが創出していたわけです。
今のように、稼げないものが毎月20万円も貰えなかったのです。

ここに、ひとつのバランスの力が働いていたのでしょう。
家族経営の会社がこんなに長い期間存続していたなんて、
とても心強くなるような話です。

ちなみに、世界2位、3位の組織体も日本にあることはご存じですか?(ともに旅館)
会社という仕組みの一部が、歴史に基づき原点回帰していく。
そんな風景もでてくると私は思っています。

これから 「 仕事につく 」、
そして、どのように働き、お金を稼ぐかということを一人一人が、
もっともっと真剣に考えていかなくてはならない時代に突入していくのは間違いなさそうです。

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