キックオフ!
投稿者: 赤井 基純 | 投稿日: 2008年04月06日 | カテゴリ: | パーマリンク
エンブリッジでは新しい期をスタートさせる最初の日を
「キックオフ」 と称し、
京都の東山にある坂本竜馬と中岡慎太郎の墓前に集まります。
ここから一年を始めるのです。
今年は4月5日。
春爛漫、桜は満開でわたしたちを迎えてくれました。
円山公園の枝垂桜も美しかった!

このようなことを創業以来続けています。

このように、竜馬の墓から見る
京都ほど、美しいものはありません。
なぜ、そこに集まるのか?
わたしが坂本竜馬を尊敬していることと、
竜馬が設立した亀山社中、海援隊の
理念に大いに学ぶべきことがあるからです。

そして、その場所の下には、
日本が第二次世界大戦で負けたときの極東裁判で唯一、
公平な視点で物事を見て、勇気ある行動で日本を無罪判決にした、
インドのパール博士を偲ぶ、石碑があります。
エンブリッジの社員は 日本が辿ってきた歴史を知るところから一年を始める のです。
それから、日本の歴史を感る場所で、
皆で共に食事しながら会社の理念、
今年一年の抱負と目標、
そしてその戦略について話をする。
これが、わたしたちの キックオフ なのです。

一年に一度ぐらいは、なぜエンブリッジを創ったのか。
わたしたちの理念の意味するところはなにかを、
わたしから話をします。
毎年同じ話をするわけです。
わたしは企業にとって、一番大切なことは
一つの志(ビジョン=理念)を社員全員が共有すること だと思っています。
今年はエンブリッジにとって、大爆発させたい年。
今年は前年対比で 140%up でした。
普通なら良い数字なのかもしれませんが
わたしたちが目標とするところには、まだまだでした。
皆で、昨年までの反省と、その後悔を捨て、
気分一新し、「よし!やろう!!」 と
新しい期に臨むためにこんな話をしました。
実際にした話を要約するので、
皆さまには少し読みづらいかもしれませんが、ご容赦くださいませ。
■ 「奮始怠終は修行の賊なり」
呂新吾(中国明末期の人。1536~1618)の言葉。
仕事や勉強をする場合、私達は最初はゆっくりとやって、
締め切りが近づくとバタバタ慌ててやるという傾向がある。
あるいは、最初は「よし、やるぞ!」と力を意いれて取り組むが、
次第にだれてきて、最期のほうではいい加減になってしまう。
いずれも、自分の心に甘えていることで、それらは自分の敵となるもの。
これを呂新吾は「賊」と名づけている。
このようなことで、大事は為せない。
前期のわたし自身の仕事ぶりは、このことが当てはまる。
その証明が今期、業績を爆発しきれなかった結果であったと反省している。
■ 初心にもどる
わたしが事業家になってから、
今日までを振り返ると 「夢」を語る頻度が極端に減っていることに気づいた。
事業家になる前の方が夢を語っていた。
その時の様々な状況、結果に振り回され、
自分を小さく小さく使ってきたのではないか。
いつの間にか 「結果」に遠慮し、堂々と夢を語ることが極端に少なくなっていたのではないか。
それが、人心を統一しきれなかった最たる要因だったのではないか。
この記念すべき日に、わたし自身がまず、
すべて 裸 になること。
それが大切だと考えたのです。
今の結果に遠慮して、私が語れていなかったことを話したい。
わたしは高校時代から自己啓発のために、
気づいたことや、気になった記事、参考になる本の要約を
綴っているノートがあります。
そこに自分も立ち戻り、そこに描いていた、
「エンブリッジ像」を初心に戻り、皆に明確にしておきたい。
そう考えました。
・世界の文化と文化をつなぐ役割
・日本の文化を世界に発信できる事業
・人が活き活きとしている会社を創りたい
・日本一給料水準の高い会社にしたい
・世界を相手に事業をして、世界に拠点を持ちたい
・社会から尊敬される会社
・江戸幕府にも負けない、300年は続く会社
・男女に不均衡がなく、共に能力に応じた等しい機会を与えられている会社
・社員が家族から応援される会社にしたい
・どの業界でも良いが、やる以上はその業界で一番を目指せる事業をしたい。
これが、わたしが興していきたい会社なのです。
■ 悔恨にとらわれず、それを捨てる
結果が出た際に、人は誰でも後悔や反省をします。
それらは正しいことですが、悔いるばかりは実に苦しいもの。
ただ、いたずらに悔いてばかりいては、意気を喪失してしまう。
心の滞りは生存の一切を腐敗させる。
だから、このキックオフで全ての悔恨は一度捨て、
自らを心機一転させ、前向きの気持ちをもつために、
創業時より一年に一度、
日本の歴史を感じるところで理念を語り、
皆で今日のように飯を共に食べるのだ!
■ 精神爽奮すれば、即ち百廃ともに興る。
肢体怠弛すれば、即ち百興ともに廃る。
精神が爽やかで、奮い立てば、
それまで弛緩していた多くのものが
いっせいに健全さを取り戻して、
心身ともに活性化する。
ところが身体が弛緩すると、
多くのものが一斉に劣勢化してしまい、
それは精神にも重大な悪影響となる。
■ 意気を新たに、今日の初心を貫徹する
ここで、今期の経営ビジョンを再度明確にする。
まずの目標として、半年後に
必ず大きな業績ボーナス
を皆に支給したい。
これだけ。
その為に、皆で大切にしていきたいことは6つ。
1、仕事への信念 2、勇気をもつ 3、柔軟性をもつ
4、体力、気力を養う 5、行動力に満ち溢れる 6、自信をもつ
創造性は、つまるところ、やる気の中から生まれる。
やる気はどんな状況で出てくるのか。
それは限界状況のなかから湧き起こってくる。
解決すべき課題を迫られ、進退窮まった危機意識の中で、
人間の底力は発揮される。
己の危機を感じ、いかにしてでも活路を開かねばならぬという気持ち。
これが やる気 である。
やる気を出すためには、自らを危機の中に押しやることである。
背水の陣をひくのだ。
事業活動は闘いである。
常に現場主義で、行動する会社であること。
今年は必ず結果にこだわる一年にすることを、ここに約束する。
こんな話をしたキックオフでした。
この後は
「では、何を武器に、どのように闘い、どのように勝つのか。」 を
具体的に話しました。
部下には具体的に話さないと伝わらないものです。
想いだけでは結果は成就しません。
わたし自身もスッキリできましたし、
部下からも分かりやすかったと言ってもらえましたので、
よいキックオフになったと思っています。
エンブリッジは
お客さまの会社のブランドを高める
お手伝いをする会社です。
そのために、広告や広報を提案したり、
名刺のデザインから、ホームページや会社案内、
サービス案内などをつくったり、最近では会社のPRビデオを作成したりもします。
お客さんの会社が、
自社にとって最高のプロモーション(宣伝)を実現させるには、
印刷屋、チラシ屋、名刺屋などなど、たくさんの企画会社とつきあう必要があります。
そして、一社一社に自社の理念や商品を熟知してもらわないと、
よいブランドづくりには決してつながらないものです。
ですが、ほとんどの会社にとって、
組織されていない無数の企画会社との交流することは不可能であり、
ブランドづくりが本業でない会社が、常に、最新の情報を収集することも困難です。
だから、その行為について、その会社の代理人の存在が必要になる。
そこにエンブリッジが登場する。
お客さまのブランドを高めていく為の協力者を組織化し、
その方法をお客さまの会社の現状から最適な選択を提案していく。
わたしたちはブランドづくりのエージェント(代理人)を目指しているのです。
エンブリッジはこのような会社です。

よい一年にする。
来年の今頃、
今度はもっと良い報告を皆さまにできるよう、精進いたします。
