モバイルプロモーションが選挙を制す
[金澤 貴司]
先日行われた東京都議会議員選挙では、自民党が過半数割れを起こすなど、
第一党となった民主党に注目が集まり、今月末に行われる衆議院総選挙に向けて激化する選挙活動。
この選挙活動を制する為に各党が取り入れている最新プロモーションが、携帯電話なのです。
総選挙の裏側では広告代理店が支援しているというのは有名な話。
大量に放映されるCMは多くの人にメッセージを届ける重要なPR手段です。
ただ、CMにしろ、街頭ポスターや演説、マニフェスト、
どれを取っても堅苦しいイメージは拭えません。
もちろん、国の将来を決める総選挙なのですから堅くなるのも当然で、
それはそれで良いのですが、やはり近年の選挙動向を見ると若年層の
浮動票を如何に勝ち取るかがポイントになりそうです。
そう考えると、今回各党が起用した策は有効かもしれません。
自民党のモバイルサイトでは、「麻生太郎です、簡単に諦めんなって!」という麻生太郎氏の着ボイスがダウンロード出来ます。
それに対し政権交代を狙う民主党は、「民主くんジャンプ」。
民主党のロゴを元に作られたキャラクターである「民主くん」。
雲のように横に行き交うボールの上をボタン操作で民主くんをジャンプさせ、
最上階にある国会議事堂を目指すゲームです。
ワンボタンで操作、タイミングを図るだけという至ってシンプルなゲームですので、
ゲームをしない人でも手軽にプレイ出来る内容となっています。
その他にも、「ポスターメーカー」という顔写真や名前をメールで送ると
自分の顔のポスター画像が作成されるコンテンツも用意されています。
さらに、政権交代を狙う何とも大胆なゲーム「民主くんダッシュ」も配信されています。
このゲームは民主くんが困難を乗り越えながら首相官邸を目指してダッシュするというストーリーで、「民主くん」の続編的作品です。
携帯電話は今や日本国民全員が一台は持つ時代。
その効果は意外に大きいかもしれませんね。
特に、コアユーザーである10代、20代への訴求に力を発揮しそうです。