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三菱UFJ証券 情報漏洩 個人情報の値段① 【コンプライアンス】
[真山 里美]

三菱UFJ証券 情報漏洩 に関する記事を紹介します。

先日、日経新聞に載っていた記事です。

業者転売 13社に流出
勧誘受け 顧客相談146件

三菱UFJファイナンシャル・ブループ傘下の三菱UFJ証券で、約5万人分の
個人情報がシステム部長代理の男性社員(44)の手で売却されていたこと
が8日分かった。

名簿業者経由で少なくとも13社に情報がわたり、実際に勧誘を受けた顧客も
いる。情報を持ち出す過程では、周囲に気付かれないようファイル名も変えて
いた。証券会社の生命線ともいえる顧客情報のあり方が厳しく問われそうだ。

記者会見した前田孝治常務は「顧客や関係者に深くお詫びする」と述べると
ともに、「管理責任は免れない」と説明。事件の全容を解明し、経営陣を含む
関係者の処分を検討する考えを示した。

同社によると、男性社員は社内向けのシステム支援業務などを担当。職務
権限で、社内の情報データベースの全顧客情報にアクセス可能だった。
この権限を悪用し、1月下旬に住所不明など、一部を除いた全ての個人情報
を抽出した。
2月4日に情報をCDに書き込んで自宅に持ち帰り、5万人弱の情報を名簿業
者3社に32万8千円で売却した。売却されたのは、昨年10月3日から今年1月
23日分までの新規口座開設者などで、業者側と相談し、最近の開設分に絞
ったという。男性社員は消費者金融への借金返済を迫られていたという。

男性社員はCDへの記録はオペレーターに指示。その際、個人情報と気付
かれないよう、ファイル名を変えるなどしていた。

三菱UFJ証券の調査では、顧客情報は名簿業者経由でマンション投資業者
や商品先物会社など少なくとも13社に転売されていた。ただ、13社以外の業
者から勧誘を受けたとする顧客もおり、流出がさらに広がる可能性もある。

3月中旬から今月7日までに、三菱UFJ証券に顧客から「マンション業者から
勧誘電話が頻繁にかかる」などとする相談が146件あった。

三菱UFJ証券は名簿業者や転売先の大半から顧客情報の使用中止や破棄
の約束を取り付けたが、一部は対応が終わっていないという。

2009年4月9日 日経新聞朝刊


金融庁長官
「適切に対応」 三菱UFJ証券情報流出

金融庁の佐藤隆文長官は20日の記者会見で、三菱UFJ証券の個人情報の流出
先が大幅に拡大していることについて、「改めて遺憾。引き続き同社の対応を注視
し、必要に応じて法令等にのっとり、適切に対応したい」と述べた上で、「監督上の
改善点があるかも検討していく」と強調した。

佐藤長官は個人情報の保護は「金融商品取引や仲介の基礎をなすものだ」と指摘。
「経緯も含めて徹底した調査が必要。これまでの対応で不適切、不十分な部分が
あれば特定し、再発防止策に結びつけることが大事だ」とした。


2009年4月24日 日経新聞朝刊

②へ続く


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