タタの襲来
[金澤 貴司]
ついに、というか、早くもタタが日本に上陸します。
発展目覚しいインド市場の中でもひときわ話題を集めていたインドの自動車大手、タタ・モーターズ。
昨日、ついに世界最安値の乗用車「ナノ」の日本国内向け発売モデルを発表しました。
国内販売予約は4月9日から始めるとの事で、驚きはなんと言っても、その価格です。
エアコンや左サイドミラーなどがついていない最も安い型で、
なんと、10万ルピー(税抜き、約20万円)!
もはや原チャリの値段です。
スズキの最安モデルの半額だそうです。
さすがにこの価格には国内メーカーは対応できないでしょう。
景気低迷の中での参入となる訳で、果たしてどこまでシェアを確保できるのか
今後の動向が気になりますね。
景況感から言えば、追い風の中で勢いよく飛び出した感はあります。
一方で、不安もあります。
土地収用をめぐる農民の反対で工場建設が頓挫し、別の工場が完成する2010年までは
既存の工場で生産せざるをえず、初年度の販売台数は10万台。しかも、抽選販売。
また、機能面での見劣り感は否めないでしょう。
真夏や真冬にエアコンなしは現実的ではないですし、左サイドミラーが無いというのも、
運転者からすれば不安ですね。
個人的には、安全性能、運転性能など基本的なポテンシャルが日本車は高いので、
日本車を経験している人には難しいのではと思ってます。
まあ、セカンドカーとして軽自動車をというのであれば、
選択肢として候補に挙がるのは間違いないでしょう。
どうなるにせよ、今後の展開が楽しみですし、国外からでも景気に刺激を与えてくれる事は
良い事だと思います。