6社共同プロモーションサイト『Quality Life 2009』
[大倉 健志]
先日、異業種での共同プロモーション企画が発表されました。
その名も「Quality Life 2009」。
NECやアサヒビール、日産自動車など6社は3月2日、共同プロモーションやユーザーとのコミュニケーションを図るサイト「Quality Life 2009」を開設した。各社のブランド力・商品力を活用し、単独ではアプローチできなかった新しい顧客向けに各社への興味関心を持ってもらうのが狙い。3月31日まで。
開設したのは3社のほか、資生堂、全日本空輸(ANA)、ネスレ日本。
(「NECや日産・アサヒビールなど6社、共同プロモーションサイト開設 - ITmedia News」より)

「Quality Life 2009」は、各社が単独ではアプローチできなかったユーザーに対し、相互に顧客をシェアして、広く顧客開拓をしていこうと企画されたものだそうです。
混迷する今の時代だからこそ、これまでと同じような手法ではなく、新しい試みをおこなったものであると思います。
興味深いのは、次の記事です。
この企画は、6社による異業種交流会から発展したもので、各社の持つサイトや資産を活用した新しい顧客コミュニケーション手法に取り組んでいくという。6社は2007年9月10日~11月9日の2か月間、サイトの告知を各社会員に限定した企画を実施しており、その経験と成果をもとに本サイトを開設したとのこと。
(「NEC他6社、共同プロモサイト「Quality Life 2009」を期間限定で開設:RBB TODAY (ブロードバンド情報サイト) 2009/03/02」より)
1年半前から、この取り組みの準備がおこなわれていたのですね。
異業種交流会から発展した、という点が特に興味深く感じました。
多くの異業種交流会は、何の発展もなく終わることが多いように思います。
しかし、業界を牽引するこの6社だからこそ、一つのプロモーションとして結実できたのではないでしょうか。
以前にも、花王、トヨタ、アサヒビール、パナソニック、近畿日本ツーリスト、グリコ、コクヨが参加した「WiLL」プロジェクトがありましたね。2004年に5年足らずで中止となってしまいましたが…(逆に5年も続いていたことに驚きましたが)。
「WiLL」プロジェクトの問題は、各社をまとめるだけの求心力がなかったことにあると言われていますが、今回の「Quality Life 2009」はどうでしょうか。
さて、「Quality Life 2009」は、「あなたが気づくと、暮らしが変わる ~自分自身を違う角度から見つめ、新たな気づきを得て豊かな気持ちに~」というテーマのもと、「発見力トレーニング」と題した診断テストを課し、これまでと違った一面を見つけてみよう、つまり、これまで知らなかった興味や関心に気づかせよう、という企画です。
「発見力」診断は、簡単な設問型で、すでにのべ119,798人が設問に答えていました。
ちなみに私は「新しいものは俺に聞け男さん」タイプという結果に…。
4つの分類の中では、もっとも数が少ない部類に入るようです。

こういった診断系のコンテンツは、自分は何に分類されるのだろう?と興味を持ち、また、クチコミで拡がりやすいコンテンツです。
広くアプローチをすることによって、これまで知らなかった、また知り得なかった価値に気づかせる、という訴求方法は、非常に効果的であると思いますし、クイズに答えていく中でさりげなく触れさせていくという点もよいと思います。
業界の大手でなくとも、もっとエッジの効いたアプローチはできるはずですよね。
まだまだこれからです!!