リクルート Vol.70 -ビジネス用語ランキング-
[斎藤 裕子]
実は意味を知らなかったビジネス用語ランキング
1位クラウドソーシング
企業などがインターネットを通じて,不特定多数の人々に対するアウトソーシングを行うこと 100
2位CSF
主要成功要因。経営戦略やITガバナンスなどを計画的に実施する際、その目標・目的を達成する上で決定的な影響を与える要因のこと 97.8
3位バズマーケティング
口コミを使ったマーケティング。直接人の口を通しての噂に限らず、Webへの書き込みやメールなどを使い、商品やサービスなどの宣伝やイメージの浸透を図る 96.5
4位ロングテール
インターネット上で商売しているEコマース系Webサイト、いわゆるオンラインショップにおける独特の商品の売れ方に関する傾向を表す言葉 94.0
5位CPC
インターネット広告の費用対効果を示す指標の1つで、クリック単価とも呼ばれる 93.4
6位BSI
景気動向指数 87.0
7位ブレスト
思いついたことをお互いに言い合って、企画を膨らませていく会議のこと。「ブレーンストーミング」の略 86.0
8位B2C
企業と一般消費者の取引 84.2
9位B2B
企業間の取引 82.7
10位ステーク・ホルダー
株主、従業員、取引先、地域住民など、企業に関わりのある、あらゆる利
害関係者を意味する 80.2
11位BRICs
経済発展の著しい新興国(ブラジル、ロシア、インド、中国)のこと
77.8
12位Web2.0
サービスや機能を囲み込むことで利益を上げるのではなく、逆にオープンにしていくことでWebをプラットフォームにして、さまざまなデータが流通する環境を作り出し、そこから生み出されるデータやサービスから利益を上げようという、新しいWebビジネスの流れを示すキーワード 77.4
13位ナレッジマネジメント
知識経営 74.2
14位MBO
会社の経営陣や従業員が所属する企業を買収すること。M&A(企業の合併・買収)の一種。 71.5
15位IPO
株式上場 70.9
16位PDCAサイクル
Plan(計画)、Do(実行)、Check(検証)、Action(改善)の頭文字を取った「計画・実行・検証・改善」を繰り返す継続的な活動のこと 70.1
17位コーポレートガバナンス
会社統治や企業統治と訳され、企業が社会や個人のために、どのような活動の方向にあるべきかを示す考え方 65.5
18位トレーサビリティー
製品の生産・加工・流通の各段階において、製造者・販売元などを記録保
管すること 58.9
19位CS
顧客満足 56.0
20位プライオリティ
仕事などのプロセス(プログラム)につけられる優先順位 53.8
21位スキーム
計画や枠組み 53.6
22位ベンチャー・キャピタル
将来性のある事業に取り組むベンチャー企業の株式を購入し、人材や経営相談などを通じてその成長をサポート、最終的には株式を上場させるなどして、投資を回収する投資事業 52.9
23位バイオメトリクス
生体認証。指紋や眼球など身体的特徴を使い、本人確認を行なう認証方式
のこと 52.4
24位シナジー
相乗効果 52.0
25位MBA
経営学修士 51.1
26位ホワイトカラー・エグゼンプション
一定条件を満たすホワイトカラーを週40時間の労働時間規制の対象から除外するという規定 50.4
27位ユビキタス
どこにでもあるという意味。ユビキタス・コンピューティングといわれ、いつてもどこでもコンピューターネットワークが利用可能な状態のことをいう。 49.9
28位OJT
新人などに対して職場で実地訓練を行うこと 48.7
29位コンプライアンス
法律遵守 41.3
30位ポテンシャル
可能性 35.3
インターネット時代を象徴するビジネス用語が上位入り。
「Web2.0」に「クラウドソーシング」、雑誌やテレビ、社内の会議で飛び交っている ビジネス用語。何気なく使っているけれど、実は意味を知らなかった、なんて経験はないでしょうか。いまさら「それはどういう意味なんですか?」なんて質問するのはちょっと恥ずかしい。「実は意味を知らなかったビジネス用語ランキング」を調査したところ、1位となったのは、ネット時代を反映した用語《クラウドソーシング》でした。あなたはいくつ正確な意味を理解していましたか?IT系企業などを中心に注目されている用語《クラウドソーシング》。クラウド(Crowd)とは群集の意味で、開発作業などインターネットを介して不特定多数の人々に アウトソーシングすることを指す言葉です。自社で作業を行ったり大手の企業に一括発注したりするのではなく、一般の人々に直接作業を依頼することで、コストの削減が可能になり、開発を請け負った人々も成果に応じた利益を得ることができる新たな開発手法です。
3位の《バズマーケティング》は、有名人や アーリーアダプターなどと呼ばれる影響力の高い人物が発信した情報を、不特定多数の人々が口コミによって広めるように仕掛けるマーケティングの手法で、いわゆる 口コミマーケティングの一種です。販売ターゲットとなるグループや、そのグループに影響力を持つ人物などを明確にして行うのが特徴で、ブログや SNS、大手掲示板など、ターゲット層の絞り込みや情報発信者の選定が容易なインターネットコミュニティの発展によって、その有用性が注目を集めるようになりました。同様の用語として バイラルマーケティングがありますが、こちらは「バイラル(Viral)=ウイルス性の」という言葉が指すように、情報を受け取った人がその情報を紹介・推奨することで“ウイルスが感染するかのように”広まるように仕掛ける手法です。
4位の《ロングテール》は、あまり売れることのない ニッチな商品群を指す言葉で、商品を売れ筋順に並べた折れ線グラフを作成した時に、大部分を占める下位の商品群を表すグラフが動物のしっぽ(=テール)のように長く伸びていることから生まれました。従来の店頭販売では、こうした商品は売り場スペースの問題から整理・撤去の対象となっていましたが、スペース的な問題を気にする必要のないインターネット販売では、この《ロングテール》に属する商品を数多く用意することで、結果的に全体の売上げが押し上げられると言われています。
このほかにも、5位の《CPC》や12位の《Web2.0》など、インターネットに関連するビジネス用語が多数上位入りした今回のランキング。ビジネスの世界においても、インターネットの存在が大きなものになっていることを感じずにはいられませんね。
集計期間:2007年10月
『 gooビジネスランキング 』より
何気なく使っているけれど、実は意味を知らなかった用語はいくつありましたか?