本木雅弘さん
[真山 里美]
アカデミー賞外国映画賞を受賞した今話題の『おくりびと』
私も、公開されてすぐに観に行ったのですが、感想は、とても日本的
だなと思いました。
ひとつひとつの所作が美しく、日本の考え方、美しさをあらわした映画
だったように思います。
また、本人や周囲の人の心の動きがうまく表現されていて、人のやさしさ、
温かさを感じる映画でした。また人間模様がコミカルでユーモアもたっぷりで面白
かったです。
吉行和子さん演じるお風呂やさんのおばさんとのやりとりも、とてもあったかい
感じで、亡くなるシーンではボロボロに泣いてしまいました。。。
この映画の背景は、全く知らず、今回のアカデミー賞の受賞のニュース
で知ったのですが、もっくん というか本木雅弘さんの思い入れがかなり
強く何年も思い続けてようやく制作された映画だったんですね。
本木雅弘さんが20代後半(テレビでは27歳といっていたのですが・・・。情報が
まちまちで・・・。)に『納棺夫日記』を読んで感銘を受け、是非、演じてみたいと
いう熱い思いが、今回のアカデミー賞受賞へと結ばれたのですね。
本木雅弘さんが20代後半というと、アイドル、トレンディドラマというイメージで
すよね。でも、この時からアイドルというより、個性派俳優という感じはありました
が。
wikipediaにも書かれていましたが『納棺夫日記』著者青木氏宅を自ら訪れ、映画化の許可を得、その後、脚本を青木に見せると、舞台・ロケ地が富山ではなく、山形になっていたことや、物語の結末の相違などから、映画化を拒否される。本木はその後、何度も青木宅を訪れたが、映画化は許されなかった。「やるなら、全く別の作品としてやってほしい」との青木の意向を受け、『おくりびと』というタイトルで、『納棺夫日記』とは全く別の作品として映画化。
映画公開に先立って、小学館でさそうあきらにより漫画化されている。
ということがありました。
本木さんが実際に納棺士に触れ感銘を受け、納棺夫日記を手にとって、自ら
演じたいという熱い想い。俳優さんってすごいですね。
こんなに多くの人を感動させたり、広めたり、共感したり。
納棺士という職業に就く人の思いや、優しさを広く教えてくれたような気がします。