Honda「ある日突然グリーンマシーン」【Webブランディング】
[大倉 健志]
今回取り上げたいのは、ホンダ社の「ある日突然グリーンマシーン」というプロモーションについてです。
もうずいぶん前になりますが、正月休みの間、何気なくYahoo!のトップページを開いたところ、ブランドパネルと呼ばれるバナー広告枠に、以下のようなバナー広告が掲載されていました。
まったくの余談ですが、ちょうど1年前にYahoo!のトップページがリニューアルされてから、このブランドパネルは本当にTVCMのようになりましたね。
動画を用いたリッチな広告が本当に数多く掲出されています。
Yahoo!のトップページをリロード(再読み込み)して、いくつもの広告を閲覧しているだけでも飽きません。
ホンダ社の「ある日突然グリーンマシーン」のバナーも例に漏れず、ドラマ仕立ての映像から広告が始まったのですが、広告をクリックすると現れたのが、以下のページです。
ドラマは、エコロジーが叫ばれるようになり、車に乗ることが敬遠されるようになったため、擬人化された車が廃車にしてもらおうと研究所を訪れるところから始まります。
廃車にしてもらうつもりが、環境に優しい低燃費なハイブリッドカー「グリーンマシーン1号・インサイト」に生まれ変わってしまうところから、その特徴が語られていくのですが、このドラマが秀逸なのです。
このドラマは、以下のブログパーツからも閲覧できますので、一度ご覧ください。
このプロモーションのすばらしいところは、「擬人化」しているところにあると思います。
擬人化することで、軽いタッチで描かれ、自然と訴えたい内容が入ってくるのです。
動画を活用したプロモーションは多々ありますが、ドラマ仕立てでここまで作り込まれたものは、それほど多くありません。
また、シリーズ化することで、継続的に閲覧させるしくみを、ブログパーツを利用することで再訪率を高めている点も特徴です。
困難の最中にある自動車業界にあって、需要を引き出し、興味喚起する上で、ホンダの考え方、ヴィジョンを示しているとも言えますね。
さて、現在、ホンダではトップページのリニューアルを図るべく、ベータテストがおこなわれています。
ホンダのWebサイトは、従来から非常に特徴的な取り組みがおこなわれており、平日と週末とではトップページが変化するようになっています。
上の画像が現在のトップページですが、これを以下のように変更しようとしています。
従来とは異なり、ワイド画面のPCが増えたこともあって、横幅を広げて3カラム化し、グリッドを用いた明確なエリア分けと商品訴求がおこなわれています。
どのようなしくみを用いているのかは不明ですが、タグクラウドが導入されていることも特徴的です。
サイト内検索か、外部の検索エンジンからの検索キーワードを拾ってきているのかもしれませんね。
いずれにせよ、企業債ととしては、非常に大胆かつ前衛的なイメージです。
トップページとしては異例なぐらいに多く詰め込まれた情報量となっていますが、トップページを見るだけでホンダの取り組みの“今”がわかるようになっているのではないでしょうか。
現在、ベータ2となっていますが、ベータ1からもマイナーアップデートされており、柔軟にユーザーの意見を取り入れながら改善していこうというホンダの姿勢は、非常に好感が持てます。
この構成は参考になりますね。

