式亭三馬の化粧水
[木村 早葉子]
皆さんは“式亭三馬”はご存じですよね?
「浮世風呂」「浮世床」という代表に持つ、江戸時代の戯作者です。
この方は薬屋さんをされておりました。
そこで「江戸の水」なるものを販売しておりました。
当時の化粧水にあたります。
ガラス瓶につめられ、桐の小箱に納められた商品は
江戸中で大ヒットになり式亭三馬に大きな富をもたらしたといわれています。
式亭三馬はとても商いに熱心であったようで、
戯作者としての文才を活かして、「江戸の水」の広告の文章を手掛けていたようです。
自分が執筆した草双紙に、自分の店の店頭風景を掲載したりと
かなり積極的な“広告”を行っていたようです。
式亭三馬に限らず、同時代の戯作者の山東京伝も煙草用具などを販売しており広告活動に取り組んでいたようです。
「人に何かを伝えて、買ってもらう」ためには、文才が重要であることを感じます。
学生以来読んでいない、古典の本も読んでみようと思いました。