サッカー日本代表から学ぶ”プロフェッショナル”
[金澤 貴司]
11月20日にドーハにて行われたワールドカップアジア最終予選、
日本 vs カタールの試合を観たでしょうか?
実に学ぶべきポイントの多い試合でした。
10月15日、岡田監督率いる日本代表はホームにウズベキスタンを迎え、
1─1の引き分けに終わりました。
日本のホームで、格下のウズベキスタンを相手に引き分け。
これは負けに等しいものです。
実際、試合後のメディアでは岡田監督の更迭論で湧き上がりました。
そして迎えたカタール戦。
場所は15年前に「ドーハの悲劇」と呼ばれ、ロスタイムにワールドカップへの道が打ち消された日本にとってはいわくつきの地、ドーハ。
格下とは言え、過去の戦績で日本が勝った事の無い相手。
負ければワールドカップへの道が一気に難しくなる非常に重要な一戦でした。
様々な不安と憶測が飛び交う中、試合は始まり、
終わってみれば3─0で日本の快勝。
これまでの不安を吹き飛ばすような試合ぶりでした。
前半18分に先制点を取り、後半開始1分で追加点を奪った瞬間試合は決まりました。
残り44分もある中で、カタールの選手は集中力を欠き、ラフプレーを繰り返す
非常にお粗末な試合内容となったのです。
ここに僕は、プロフェッショナルである事の重要性を実感しました。
日本は1993年にJリーグが発足し、サッカーがプロスポーツとして確立されました。
歴史としてはまだ15年ですが、国内にはアマチュア選手がまだまだ多い
カタールと、歴然とした差がこの試合を通して見えました。
日本の選手の中に、2点差のゲームで諦める選手はいません。
一時的に集中力を切らす事はあっても、最後まで何が起きるか分からないという
事を身体で体感して知っているからです。
また、そんな中途半端なプレーを数万人のサポーターが許さないからです。
しかし、この日のカタールは逆転できる可能性がまだまだあるにも関わらず、
自らそのチャンスを投げ出してしまいました。
その結果、3点目のゴールは日本に生まれ、勝負は決したのです。
プロとは何か。
突き詰めて言うと、「素人に出来ない事をする人」を言うのだと思います。
そして、この試合で日本に出来て、カタールに出来なかった事。
それは、最後まで諦めない集中力と精神力を維持する事。
アジア以上、ワールドクラス未満のまだまだ未熟な日本サッカーですが、
この15年間で積み上げてきたモノの一端を確実に感じる事が出来た試合でした。
まあ、言うが易し、行うは難しなのですが、
自分自身にも言い聞かせて見習いたい意識ですね。