【プロモーション vol.2】バイラルで勝つ方法
[金澤 貴司]
「鼻セレブ」は知っていても、「超鼻セレブ」を知らない人はいるのではないでしょうか。
先日のブログで日本製紙クレシアが最高級ティッシュ「至高」を発売するというニュースを取り上げました。
実は、同社は昨年に既に高級ティッシュを発売していました。
それが、 「超鼻セレブ」です。
2007年の2月9日に、ネットで3,000個限定でこの商品を発売し、
即日完売というティッシュ業界の歴史を塗り替えるような成功を収めています。
しかもこの「超鼻セレブ」、価格はなんと450枚(150組)2個セットで3,000円。
1箱が1,500円ですから、1組あたりの価格はなんと約10円!
「ティッシュ風情が!」
とでも言いたくなるような価格設定です。
採油が難しいとされるアロマオイル「ヴァーベナ」の香りが付いており、
ネピア独自技術である「ダブル保湿」加工を施し、
贅沢にも3枚重ねの仕様と、まさにセレブな一品。
とは言え、なぜ3,000円もするティッシュが1日で完売したのか?
それはおそらく、その高価さ故ではないでしょうか。
「超鼻セレブ」の価格設定が1箱700~800円という中途半端なものであったなら、
逆に即日完売する事も、それほど話題になる事もなかったでしょう。
ニュースとしてのインパクトに欠けるからです。
ティッシュにして、「3,000円」、「ネット販売」、「限定商品」という常識外れの設定が
相乗効果を生み出し、急激な話題性を生んだように思います。
話題性のあるニュースはブログやSNSなどネット上で拡散していきます。
クチコミがさらにバイラル効果を生み、結果的に多くの人が「超鼻セレブ」の存在を
知る事となります。
企業側の意図としては、その辺りにねらいを持っていたのではないでしょうか。
極めつけにあったのが、「超鼻セレブ」のスペシャルサイト。
その名に相応しい実に作り込まれた内容になっていました。

この事例は、プロモーションとしてだけでなく、ティッシュというマーケットに
新たな市場を創り出した成功例とも言えるのではないでしょうか。
ああ、こんなブログを書いていたら、思わず「鼻セレブ」をコンビニで買ってしまいました。