生き残りをかけた戦略
[大倉 健志]
先日、大変示唆に富んだ記事を読みましたので、ご紹介させていただきます。
昨今の経済不安から、各企業において広告費の削減が進み、広告業界がその煽りを真っ先に受けるという状況になっていっています。
確かに、最近営業に行っていても、「広告費が削減されたから、今年度はできなくなった」、「本当に効果があるとわかるものにしか広告費を出せなくなってきている」といった声を多く聞くようになりました。
業界を問わず、今の世情をよく表しているような気がします。
では、このような中、私たちはどのようにして生き残っていくべきなのでしょうか。
これからの時代をどう生き抜くかは、私達はマーケティングをやっているのですから、「ブランド論」を理解すれば答えは出てきます。
低価格競争に参画すれば、体力のあるものがひとり勝ちするのは当たり前です。
そうではなくて、「知恵」を売る意識を持たなければなりません。
ものは定価でしか売りませんが、情報や分析レポート、あらゆる提案などの付加価値をどうつけるかになります。
(「Yahoo!広告6割以上の減収で1500人を解雇!!|Amiviy: みんなが聞いてる”ここだけの話”」より)
アンヴィコミュニケーションズの望野氏が書かれていることは、まさにその通りであり、単に広告という枠やモノを売っていてはダメな時代になっています。
Webもしかりです。
コーポレートサイトをつくるにしても、ECサイトをつくるにしても、カタログやパンフレットのようなサイトをつくったところで、ユーザーのニーズに応えられるとは思えません。
どうすればユーザーのニーズに応えられるか、頭を使って、知恵を絞って、本当の意味でユーザー視点に立って考え、具現化していかなければならないと思います。
今すぐ買ってくれるお客さんを得ることももちろん大切なことでしょう。
しかし、今すぐは買ってくれなくとも、これから買ってくれるかもしれないお客さんを育てていくことは、企業の成長を考えたときに、もっと大切なことであると思うのです。
ルイヴィトンのお店に入って、値切る人がいますか?
彼らは、VIPを迎えるようなおもてなしで、私たちに対応してくれます。
その顧客対応力が、プライスバリューを生んでいるのです。
こんな不況下だからこそ、「他社と違う価値」を売りにしなければ、生き残ってはいけない時代に入っています。
(「Yahoo!広告6割以上の減収で1500人を解雇!!|Amiviy: みんなが聞いてる”ここだけの話”」より)
企業が、いかに自社のブランディングをおこなっていくかが、これからの時代にもっとも必要であり、生き残っていく術であると思います。
「他社と違う価値」は何かを見出し、自社の強みを明確にして、その強み(コアコンピタンス)に集中すること、望野氏のエントリーからそれが答えなのだと改めて気づかされました。