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【プロモーション】虚像SNSマーケティング
[金澤 貴司]

Lamatoというソーシャルネットワークをご存知ですか?

おそらくほとんどの人が知らないと思います。

カナダで発信されているLamatoというこのSNS。
実にウィットに富んだサイトなのです。

残念ながらすべて英語表記ではありますが、英語が読めない人でも
このサイトの仕掛けは”読める”ハズです。

百聞は一見にしかず。

先ずはアクセスして体感してください。

Lamato

 
 
 


いかがでしたか?

どのボタンを押しても、javascriptの同じポップアップバナーが出現したはずです。

フィッシング広告と思いきや、バナーをクリックすると Mott`s Clamato というカナダでは
メジャー(らしい)なカクテルのサイトへジャンプします。

そう。
このSNSのすべての導線はこの Mott`s Clamato のサイトへと続いているのです。


ここで、「え?わざわざSNS風のサイトを構築する必要あるの?」とお思いの方も
いらっしゃるでしょう。

実は、ポップアップバナーにはこう書かれています。


『ごめんなさい。

Lamatoネットワークは実在しません。
オフラインでの人との繋がりを思い出して欲しいと思ったからなのです。
Mott`s Clamatoがあれば、いつでも思い出せる。』


そして、ジャンプ先のMott`s Clamatoのサイトには大きな文字で


「REAL SOCIAL」

これでお分かりだと思いますが、これらすべてはMott`s Clamatoのプロモーションです。

mixi以降、有象無象のSNSが誕生し、実に多種多様なコミュニティが
形成されるようになりました。

Mott`s Clamatoは、そういったネットワークという隔離された空間での繋がりではなく、
お酒を(特に、Mott`s Clamatoを)交わしながら生まれる昔ながらのコミュニケーションを
大切にしようという主張があります。

深読みをすれば、急速な(あるいは過剰なまでの)発展を遂げるネット社会への
アンチテーゼとも取れるプロモーションです。

日本では、どちらかと言うとそういったネガティブな要素が少しでもあると
受け入れられにくい印象がありますが、海外の広告では日常茶飯事で、
むしろウィットに富んだクリエイティビティとして好意的に捉えられています。


そのメッセージはともかく、世相を機敏に読み取り、商品性との対比を浮き彫りにしての
プロモーション展開は秀逸。

消費者へ与えるインパクトは大きくなるに違いありません。

様々な要素を逆手に取った発想、学ぶべき点の多い事例ですね。


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