へんな会社Vol.33 -故郷-
[斎藤 裕子]
お線香は、主な原料によって「匂い線香」と「杉線香」の二種類があります。
国内主要産地は、線香全体の全国生産量のうち、7割を占めている、淡路市。
杉線香の生産量日本一は、日光市(にっこうし)です。
栃木県の北西部に位置する市。1999年に「日光の社寺」が世界遺産に登録されました。

色味だけで判断すると杉線香のよう。
厄年の時と、過ぎた年のお札を返しに、吾彦山 大聖観音寺に行った時、境内でお線香をあげてきました。
全国一の杉線香の産地、日光市今市地区で、江戸時代末期始まった杉線香の生産。
越後の片貝村(新潟県小千谷市)出身の安藤繁七(あんどうしげしち)が今市の豊富な杉に目を付け、水車を使って原料の粉をひく線香作りを思い立ったとされています。
日光杉が並ぶ日光杉並木は、日光東照宮への参道である日光街道、日光例幣使街道、会津西街道の3街道の両側に合計37キロメートルにわたってつづく、約13,000本のスギによる並木で、日光街道は夏~秋にかけて夕立・落雷が毎日起こります。
日光連山という地形が雷雲をつくってしまうようで、局地的に、必ず大雨が降ります。
落雷によると思われる杉の炸傷も多く、現在残る巨木は約12,800本。
風倒・自然倒・落雷・危険木の伐採により毎年約80本の貴重な巨木杉が姿を消しているそうです。
元県民として・・・
杉線香と、樹齢380年と言われる、荘重で神秘的な景観をいつまでも守ってほしいと祈りました。