ユニクロはかわいくて、かっこいい?
[大倉 健志]
今回は時事ニュースから。
カジュアル衣料品専門店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが9日発表した2008年8月期の連結決算は、純利益が前の期比37%増の435 億円と、従来予想を25億円上回った。スーパーや百貨店などが衣料品の販売不振で苦戦するなか、防寒肌着や女性用下着などでヒットを連発、強さが際立っている。
売上高は12%増の5864億円。主力の国内ユニクロ事業の売上高は9%増の4623億円だった。営業利益は35%増の874億円と従来予想を73億円上回った。
昨秋冬物では機能性肌着「ヒートテック」が好調で、06年秋冬実績を6割強上回る2000万枚を売った。春物からは女性向け商品でまた上を深くした「ハイライズジーンズ」、夏物ではブラジャーのカップを内蔵したキャミソール「ブラトップ」など、ファッション性や機能性を高めた商品を投入。毎年改良を加える「良品廉価」の戦略で女性客を取り込んだ。
(「NIKKEI NET:「ユニクロ」は純利益37%増 防寒肌着などヒット連発」より)
ユニクロが好調で、一人勝ちを誇っているとのこと。
ユニクロといえば、以前は安いけどダサい、というようなイメージが多かったのではないかと思います。
しかし、最近のユニクロは違います。
以前のようなステレオタイプでユニクロを見ていると、大きな間違いを犯すかもしれません。
Yahoo!ブログ検索で「ユニクロ」の評判を見てみたところ、以下のような結果となりました。
肯定的な意見が6割以上を占め、「安い」以外にも、「かわいい」や「かっこいい」、「好き」、「欲しい」などの意見が飛び交っています。
ニュース記事にもあるように、機能性やファッション性を高めた結果、このような評判を得られるようになったのだと思いますが、果たしてそれだけでしょうか。
ユニクロは、2006年からアートディレクターの佐藤可士和氏にニューヨークにオープンした旗艦店の総合デザインを依頼。
以降、さまざまなCMやWebなどのクリエイティブに取り組んでいます。
CMやWebにおいては、中村勇吾氏もクリエイティブディレクターとして関わっており、さまざまなプロモーションが展開されるたびに話題となっています。
現在CMが展開されている「メリノウール セーターコレクション」の映像も、思わず惹きつけられてしまう存在感と躍動感を持っています。
単に、品質が良い、価格が安いというだけでは、モノは売れないと思います。
テレビCMや新聞広告などのマス広告で興味・関心を抱かせ、Webサイトでユニクロの世界に引き込み、ファンを作る。そして、話題性のあるCMやWebキャンペーンは、クチコミを生み、ブランドへの好感を高めていく。
そんな理想的なブランディングがおこなわれていると感じるのです。
そして、その結果が、一人勝ちとなった今回の結果ではないかと思うのです。
ブランドをつくる活動は、ユニクロであろうが、中小企業であろうが、関係ないと思います。
要は、ターゲティングをいかにおこなって効果的なプロモーションを展開していくかだと思うのです。
10月29日からは新しい「UNIQLO MARCH」というプロモーションが始まるようです。
ティーザーサイトが用意され、期待感を醸成させるところもにくいですね。


