『クロスイッチ』
[大倉 健志]
先日、電通「クロスメディア開発プロジェクト」チームが書かれた『クロスイッチ』を読みました。

消費者のココロを、クロスメディアでスイッチオン!
成功を収めたキャンペーンの裏には、綿密なシナリオづくりがあった…。
広告業界最大手・電通の「クロスメディア開発プロジェクトチーム」が、「クロスメデ<ィアとは、ターゲットを動かすシナリオづくりである」という考え方のもと、クロスメディアコミュニケーションをわかりやすく解説。
話題の最新事例、アイデア発想法、いますぐ使える実践的なノウハウが満載!
企画・プランニングに携わる人、学びたい人に広く関心を持っていただける内容です。
(「Amazon.co.jp: クロスイッチ―電通式クロスメディアコミュニケーションのつくりかた」より)
『クロスイッチ』に書かれてある内容は、本当にすばらしく、当社がプロモーションをつくる際にも考えていることと非常にマッチしています。
内容もわかりやすく、よくまとまっていますので、新入社員や若手社員にはぜひとも読むようにしてもらいたいですね。
さて、この本の中では「メディアミックス」と「クロスメディア」の違いについても触れられています。
メディアミックスは、メディアを組み合わせてターゲットへの到達を最大化させる発想で、到達という観点で、力強い役割を果たします。
一方、クロスメディアは、「ターゲットを動かすためのシナリオ(導線)づくり」と考えることができます。消費者が情報や広告に接してから、次の情報(気になること)を追っていく流れをつくるのが「クロスメディア」の発想です。
(「クロスメディアとは?/クロスイッチ:電通クロスメディアコミュニケーションWEB」より)
いかに多くのターゲットへアプローチするかを主眼に置くメディアミックスと、ターゲットを導くためのシナリオをいかにつくるかに主眼を置くクロスメディアでは、その方法論が大きく異なってきます。
エンブリッジはメディアミックスではなく「クロスメディア」をつくっていく会社です。
よく、初めてお会いさせていただく企業さまから、「Web制作会社ですか?」とか、「SEO会社ですか?」、「イベント会社ですか?」とお聞きいただくことが多いのですが、これらは個々の手法でしかありません。
単なるWeb制作やSEOなら、それぞれの専門会社にお願いした方がよい場合が多いかもしれません。
しかし、これらを連動(連環)させ、ターゲットとなる層をいかに動かしていくか、また導くかをつくっていくのが、エンブリッジなのです。
巻末に、クロスメディアコミュニケーションを成功させるための「クロスイッチ十則」が紹介されていましたので、ここで引用させていただきます。
- 一人の消費者の立場になって、徹底的に考え抜こう。
- 新しいアイデアで発想しよう。「新しくなければクロスメディアではない」という気概を持とう。
- 異質なチームメンバーを集めよう。
- 達成すべき目標を、チーム全体で「共有」しながら進めよう。
- プランニングに守備範囲はない。積極的に垣根を超えよう。
- シンプルに説明できるものにしよう。
- 常にアウトプットの「規模感」をイメージしながら取り組もう。
- 粘り強く交渉して、必ず企画を実現させよう。
- 本当に「課題解決(ソリューション)」になっているか、今一度、見直してみよう。
- 「クロスメディア」を自由に、楽しもう。
一つ目の「徹底的に考え抜く」という点は非常に重要であると思います。
当社のクライアントポリシーにおいても、一つ目に「エンブリッジの顧客第一主義とは“必ず成功させてみせる”という熱意を伝えることからはじまります。」とあります。
徹底すること、熱意を持つこと、すべてはここからはじまると思うのです。
それから、ソリューションになっているかどうか、ということ。
お客さまにとって本当の課題解決になっていなければ、プロジェクトは成功したとは言えないからです。
単に売れればよい、課題解決につなげていこうという意志の低い方も多くおられますが、それでは単なる物売りでしかないと思うのです。
私たちがお手伝いさせていただくからには、目的を達成するために徹底的に取り組み、それに対して私たちの価値を感じていただきたいと思います。
「クロスイッチ」はWebでも掲載されています。
また、さらに興味を持たれた方は、本をぜひ一度手にとっていただければと思います。
⇒ 「クロスイッチ―電通式クロスメディアコミュニケーションのつくりかた」 (Amazon.co.jp)