Googleが取得し検索結果に反映させている情報とは
[大倉 健志]
先日、「今週はYahoo!が熱かった!!」というエントリーの中で、Yahoo!が収集しているデータについて書きました。
今回はGoogleが取得しているデータについて書きたいと思います。
おさらいになりますが、Yahoo!が取得しているのは、
- Yahoo! JAPAN内で検索されたキーワード
- Yahoo! JAPAN内の過去・現在の閲覧ページ
- Yahoo! JAPAN内のクリックされた広告
をCookieによって保持しています。
では、Googleはというと、
- Location (ロケーション)
- Recent searches (最近の検索履歴)
- Web History (Webの閲覧履歴)
となります(「Official Google Blog: More transparency in customized search results」より)。
ロケーションについては、IPアドレスを元に市町村レベルで特定しています。
Webの閲覧履歴については、GoogleにおいてWeb Historyを残すように設定していると、この情報が利用されます。
これらのデータを元に、Googleは検索結果のカスタマイズをおこなっているというのです。
しかし、まだ国内のGoogleにおいては、これらが反映された検索結果はまだ出ていません。
いずれ、日本国内においても、同様のことがおこなわれるようになるでしょう。
Yahoo! JAPANは、28日間Cookieで行動履歴を保存していますが、Googleの場合の検索履歴に至っては1回のセッションごとでしか保存していないと聞きました。
それぞれのポリシーの違いが出ているところですね。
検索において、今後誰もが同じ結果を得られるということは少なくなり、個人に特化されたカスタマイズ、パーソナライズがおこなわれるようになります。
検索結果だけでなく、目にする広告も、触れる情報がどんどん個人向けにカスタマイズされていっています。
このような話をすると、では、SEOは今後どうなるのか、というお話をよくいただくのですが、基本的には何も変わらないと考えた方がよいかと思います。
本当に有用なサイトや情報であれば、検索エンジンは評価し、上位に表示させようとします。
パーソナライズされるといっても、よりターゲティングされたユーザーが来訪することになると考えることができるため、むしろ好意的にとらえてよいと私は考えています。
上位に表示させることだけを考えるよりも、むしろ本当にユーザーに歓迎されるサイトづくりを目指すべきだと思うのです。
質実ともに兼ね備えたサイトこそが、上位に表示されるべきだという検索エンジンの意向にも沿っているからです。