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Googleを超える検索エンジン?
[大倉 健志]

Cuil

 先日、「Cuil」という新しい検索エンジンが発表されました。

 「世界最大の検索エンジンへようこそ」そんなあいさつ文をかかげてオープンした「Cuil」の創設メンバーには、Googleでキャリアを積んだ人物が何人もいる。彼らはその経験をもとにして、Googleとは異なるアプローチによる検索エンジンを開発した。
(「Google出身者がつくった新しい検索エンジン「Cuil」は、Googleを超えるか?:MarkeZine(マーケジン)」より)

 Cuilの特徴は、単に検索結果を示すだけではなく、10件程度の検索結果を表示するとともに、「Explorer by Category」というカテゴリーで絞り込むためのボックスが表示されています。
 検索フォームのすぐ下には、いわゆる関連検索のようなものがタブ型で表示され、各キーワード間の行き来が可能となっています。

 たとえば、「amazon」と検索した場合、「Amazon Books」、「Amazon UK」、「Amazon River」と表示され、Amazon.comについて情報を求めているのか、アマゾン川についての情報を求めているのかによって情報を絞り込むことができるようになっています。

amazon - Cuil

 Cuilは、爆発的に成長を続けるウェブに遅れをとることなく世界最大のインデックスを構築し、人気のないページでも有用なものは参照可能にし、大量の情報を分類・整理して提示することで目的の情報への経路を最短にする。これを技術的に実現可能にすれば、検索履歴など必要ないというのがCuilの主張なのだ。
(「Google出身者がつくった新しい検索エンジン「Cuil」は、Googleを超えるか?:MarkeZine(マーケジン)」より)

 Googleが個人の検索履歴や行動パターンに応じて表示内容を変化させるパーソナライズド検索を目指していっているのに対し、Cuilが目指すのは、Cuilが情報を分類することによって適切に情報へ導こうとしています。
 確かに、複数の意味を持つキーワードで検索した際に、ノイズが多く混じっていて、意図しない内容が多く含まれていることがあります。
 その場合は検索キーワードを絞り込んでいくことによって情報の密度を濃くしていくわけですが、Google自体が内容を判断して情報を分類してくれているわけではありません。

 CuilとGoogleのもっとも大きな違いは、ランキングシステムだ。Googleのように外部リンクに基づいてページに優先順位を付ける(「Pagerank」)のではなく、Cuilはウェブページのコンテンツを分析して、検索クエリとの関連性を推測する。最近Microsoftに買収されたPowerSetのようなセマンティック(自然言語)検索エンジンなのか尋ねたところ、Costello教授は気色ばんだ。Costello教授は、Cuilの検索は「コンテキスト(文脈)検索」であり、「われわれはウェブを把握しようとしているのではなく、現実世界を把握しようとしている」と述べた。
(「新検索エンジン「Cuil」が始動--グーグルの対抗馬となるか?:マーケティング - CNET Japan」より)

 まだ日本語サイトにはごく一部にしか対応していないようですが、今後インデックス数を増やし、日本語の文脈までも検索できるようになれば、非常に有用な検索エンジンになることは間違いないでしょう。
 私がGoogleを使う理由は、非常に多くのインターネット上のページから、必要な情報を探し出してきてくれるからですが、ただ探し出してくるだけではなく、より的確なものを提供してくれるようになれば、検索エンジンに対する信頼もさらに高まるでしょうね。


 エンブリッジでもワーズワープという検索サイトを提供していますが、Cuilのような情報の分類の仕方、見せ方、ユーザーインターフェイスは非常に参考になります。
 今後の開発に活かしていきたいですね。
 ご期待ください。

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