今週はYahoo!が熱かった!!
[大倉 健志]
各所でiPhoneが話題になる中、まだ実機には手を触れていませんが、iPod touchでもその恩恵を堪能しています。
iPod touchでもソフトウェアアップデートをおこなえば、App Storeなど、iPhoneにも搭載されている機能を使うことができます。
さまざまなソフトウェアを購入・ダウンロードできるApp Storeを眺めているだけでも、iPhone、iPod touchの可能性がどんどん広がっていくのを感じずにはいられません。iPhoneをインターフェイスが優れたケータイだと思っている方がいるとすれば、それは間違いではありませんが、本質を捉えたものではありません。
ケータイがほしい方は、普通に携帯電話を購入した方が賢明だと思いますね。
さて、全国的に梅雨も明け、まさに夏本番!となった今週、もっとも熱かったのはYahoo! JAPANです。
日経新聞でも取り上げられていたのでご存知の方も多いでしょうが、数多くのトピックが飛び出した一週間でした。
- 世界初!ヤフーとオーバーチュアがAdSense対抗の興味関心連動型広告を発表
- ヤフーと電通がクロスメディア型の新広告サービス「Spot&Search」を開発
- オーバーチュア、スポンサードサーチの最低入札価格を9円から変更。最低入札価格は変動型に
「インタレストマッチ」、「Spot&Search」、「スポンサードサーチ」といずれも広告効果を高めるためのサービス・施策となっています。
「インタレストマッチ」は、簡単に言うと、ユーザーの興味や関心に基づいた広告配信をおこなうサービスです。
「行動ターゲティング」に基づき、Yahoo!が収集しているデータを元に広告を配信することができるのです。
今回のサービスの最大の特徴は、過去の閲覧履歴をマッチングの要素に加えたこと。従来のコンテンツマッチは、ユーザーが閲覧中のサイトの内容に合った広告を配信するものであったが、ユーザーの興味や関心、具体的には、ディスプレイ広告で使用されてきた行動ターゲティング技術や2,200万件を誇る Yahoo!JAPANアクティブユーザーIDの地域、年齢、性別などのデモグラフィック情報や曜日、時間といった時間軸のターゲティングを組み合わせることで広告主の利益を最大化することが可能としている。
(「世界初!ヤフーとオーバーチュアがAdSense対抗の興味関心連動型広告を発表 | Web担当者Forum」より)
Yahoo!は、
- Yahoo! JAPAN内で検索されたキーワード
- Yahoo! JAPAN内の過去・現在の閲覧ページ
- Yahoo! JAPAN内のクリックされた広告
というデータをcookieによって過去28日間分保持しています。
さらに、
- 郵便番号とIPアドレスに基づく、全国72地域の分類
- Yahoo! IDに基づく男女別の性別、年代
といったデータを元に、「行動ターゲティング」を可能としています。
今、ネット広告はここまで進化している!ということです。
「Spot&Search」は、テレビCMとの連動によるクロスメディア型広告であり、ブランディング効果をさらに高めることができます。
単に、「○○で検索」と誘導するだけの広告手法は、これまでにもおこなわれており、そのほとんどが検索連動型広告によるキーワード購入によって露出させていました。
しかし、「Spot&Search」が開始されることによって、もっとも目につく位置に動画広告が掲載されるようになりました。Yahoo! JAPANと電通のプレスリリースでは「hp」と検索した場合の日本ヒューレット・パッカード社の広告を例に挙げていますので、その位置を確認してみてください (→ Yahoo!で「hp」を検索)。
同サービスでは、視聴者がテレビCMに興味を持ってYahoo! JAPANで検索すると、ダイレクトにCMに関連した商品情報やキャンペーン情報などの動画やカタログ映像等が表示されるため、視聴者は直ちに商品や企業メッセージに視覚・感覚的に触れることができるようになるのがメリット。また、同時に、その動画やカタログ映像等が企業のキャンペーンサイトへの入り口になっているため、ワンクリックで詳細情報を閲覧することも可能となる。
(「ヤフーと電通がクロスメディア型の新広告サービス「Spot&Search」を開発 | Web担当者Forum」より)
このように暑い夏の始まりを、Yahoo!がさらに熱くしてくれたと感じているのは、私だけでしょうか??
P.S.
ところで、ヤフー株式会社の井上社長って、オーバーチュア株式会社の社長でもあったのですね。今頃気づきました。
それから、オーバーチュアのURLが、先週から「http://ov.yahoo.co.jp/」に変更になっています。この変更ってものすごく大きいと思うのですが、あまり大きな話題にはなっていませんね。
海の向こうでは、Yahoo!買収騒動が続いていますが、国内では淡々と独自の戦略を展開していっている印象を受けます。日本のYahoo!はこれからますますマスメディア化が加速していくように思います。