iPhoneよりもGoogle「Keyword Tool」
[大倉 健志]
先週の大きなニュースといえば、やはり「iPhone」の発売ですね。
私の周りでも「iPhone買う?買わない?」という話がよく出ていました。
もう一つ、私が注目しているのは、GoogleがAdWords広告の「キーワードツール」を強化して、月間検索回数と平均検索回数を表示するようにしたことです。
Overtureのキーワードアドバイスツールが実質的に停止してから、キーワードごとの検索ボリュームを知るにも、ある程度正確な数字を得ることは不可能になっていました。
サードパーティからも、各種ツールが出ていますが、いずれも過去のOvertureの数字を元にしたものであったり、あまり信頼のおけるものではありませんでした。
今回、Googleがリリースした「キーワードツール」による検索回数についても、「おおまかな」数字であることはさまざまなところで言われているところではありますが、検索エンジン側から提供されるものであることに、意義があると思うのです。
OvertureやAdWordsといったPPC広告は、今後もますます拡大していくと思いますし、ターゲットを絞った広告手法としては非常に秀逸なものであると思います。
ネット広告においては、Yahoo!へのバナー広告出稿に代表されるように、ブランディング目的のバナー広告などは大手企業の独壇場でした。こういった枠に簡単に広告を出稿することはできなかったわけです。
しかし、PPCが登場することによって、中小企業であっても予算に応じた広告が可能になり、広告主の枠が大きく拡大していったという背景があります。
マス広告だけではなく、ターゲティングされた広告もあるところが、ネット広告の大きな魅力であるといえるでしょう。
そうやって広がっていったPPCではありますが、キーワードの選定こそがその肝であるため、的確なキーワードを選定せず、やみくもに広告出稿していたのでは、大きな効果を得ることはできません。
また、検索エンジンで検索するユーザーも、広告とわかっているものをあえてクリックしようとはしない、という背景もあります。
GoogleもOvertureも広告主にとって、使いやすい、また、効果検証しやすい、と思われなければ、顧客を逃してしまうことにつながります。事実、Overtureも広告クリエイティブを評価に加えることによって、ユーザーのクリック率を高めることをおこなってきました。
そういったことが、今回のGoogleの「キーワードツール」における機能追加における背景なのではないかと思います。
検索数を得られるようになったことによって、再びキーワードマーケティングの市場が活性化するような気がします。
Googleには、Overtureのキーワードアドバイスツールのように、公開を停止することがないことを望むばかりです。