ヴィダルサスーン「360°Snap」
[大倉 健志]
今日は、ヴィダルサスーンのプロモーションサイト「360°Snap」について書いてみようと思います。
カラオケ店「ジョイサウンド心斎橋」(大阪市中央区心斎橋筋1)店頭のイベントスペースで3月15日・16日、360度全方位から撮影しスナップ写真を作成する参加型イベント「スナップコレクション」が行われる。開催は、ヘアケアブランド「ヴィダルサスーン」のプロモーションの一環。
当日、会場に設置した約50台のカメラで参加者を360度撮影し、加工して「おしゃれ」にリメークされたスナップ写真を作成するもの。「360度全方位から自分の写真を撮影できる珍しい機会。リメーク後は、ヴィダルサスーンを使用した後のような、つやつやの髪を体験することができる」(イベント広報担当者)。写真は携帯にダウンロードして使用することも可能。
(「50台のカメラで全方位撮影-心斎橋で参加型スナップ撮影イベント - なんば経済新聞」より)

2ヶ月ほど前に実施されたイベントですが、リアルのイベントとWebが連動した秀逸なプロモーションです。
「ヴィダルサスーン」のブランドイメージをさらに高める、きれいな髪、躍動感のある髪を演出する訴求効果がすばらしいと思います。
「360°Snap」のイベントで撮影してもらった写真は、Flash動画で携帯にダウンロードできるようで、クチコミを生みやすいしくみも取り入れられています。
50台ものカメラを設置して、全方位で撮影された写真は、躍動感あふれる一瞬を見事に切り取っており、Webでの表現も圧巻です。

クチコミを生むと一言で言っても、実際にクチコミを発生させるのは容易ではありません。
ユーザーに感動を与えるほどのインパクトがないと、クチコミが生まれるには至らないからです。
先日のエントリーで、『Webデザインの「プロだから考えること」』の中から、電通の中村洋基氏の言葉を紹介しました。
人に感銘を与え、態度の変容を起こさせるWebサイトは素晴らしい。数百万から数千万もかけてつくるWebサイトならば、せめて、もし自分がユーザーだったら、感情になんらかの変化を起こすだろうか、とつねに考えるようにしたい。
きっと、それがブランディングということなのだ。
(『Webデザインの「プロだから考えること」』インプレスジャパン、2008年、57ページ)
これがまさに現れているプロモーションと言えますね。
