博報堂スタイル ~発想職人のスピリット~
[大倉 健志]
『博報堂スタイル ~発想職人のスピリット~』 という本を読みました。
今年(2008年)の3月に発刊された、元博報堂制作部長の高橋宣行氏によるもの。
氏が、博報堂時代の新入社員研修等で話されていた内容をベースに執筆されたようです。
ものすごく読みやすい本であるのですが、中に書かれていることは本当に大切なことばかり。
エンブリッジの社員(特に若手)にもぜひ読んでもらいたいし、エンブリッジが目指そうとしているところと非常に近いものがあると感じました。
個人的には、折に触れて読み返したいと思った一書です。
内容は、大きく
- 博報堂の根っこ
- ビジネスに効く「しなやかな発想」
に分かれています。
博報堂はこう!という内容が示してあるというよりは、広告マンとして、ビジネスマンとして、一社会人として必要なこと、「考える姿勢」についてが書かれてあります。
変化のスピードの速い時代に、基本姿勢が生きるのは言うまでもありません。つねに差異化を求められる中で、手本もない教科書もない。変化にはハウツーでは追いつかない。まさに、ブレない揺れない流されない、確固たる「考える姿勢」が必要なのです。言ってみればビジネスマンの根っこです。
その根っこを、しっかり作っておくこと。若いうちに作っておくことです。なぜなら、その根っこの上にしか、「独創性」という美しい花は咲かないのですから。
(高橋宣行著 『博報堂スタイル ~発想職人のスピリット~』 PHP研究所、2008年、ページ)
まえがきにこのようにありましたが、基礎がある人とない人とでは大きく変わってくると思います。
20代のうちはそれほど大きな差として現れないかもしれませんが、30代、40代になっていくにしたがって、大きな違いとなって現れるものだと思っています。
まだ20代であるので、自分自身が実感として感じられているわけではありませんが、真理であると思います。
自らにとっては、また基礎をしっかりと身につけるべきだと、再認識させられる機会となりました。
本文からも一部紹介したいと思います。
特に、これは!と思ったところは、以下のような内容でした。
自分の存在価値を出すには近道はありません。時間をかけ磨き続けたものが評価され、尊敬されます。存在感こそ自分ブランドです。企業ブランドと同様に、「いてもいい」から「いないと困る」人になることです。
今の複雑で多様な世の中は、計算できない、イメージできない、読みきれない。そこで、ビジネスでは「誰が」がとても重要になってきました。「誰がやるのか」「誰にやらせるのがベストか」「誰なら新しいウズを起こせるか」。またチーム作業の後でも、「これは誰がやったのか」が見えるものです。組織力で攻めていって、最後、ゴールするのは誰か。「あなたがいないと困る……」という存在感がすべてです。
(高橋宣行著 『博報堂スタイル ~発想職人のスピリット~』 PHP研究所、2008年、ページ)
会社の中で、競合が多くいる中で、社会の中で、存在感を出すためには、「いなくては困る」人になること。
自らの存在価値を、周囲にどれだけ大きく示すことができるか、ということ。
そのためには、やはり基礎をしっかりとさせた上で、どれだけ自分だけの武器──“一剣”を磨いていけるか、だと思います。
企業であっても、個人であっても同じということですね。
今後、仕事において、名を残すことができるような仕事をしていければと思います。
最近、読書づいていますが、良書を読むといい刺激を得られるので、どんなに忙しい中でも本を読み続けていきたいなと思います。
それにしても、最近はいい本にばかり出会えているので、次々と読んでいきたくなりますね。
今回の本も、ものすごくオススメです。特に、入社間もない方や、エンブリッジに入りたい!と思ってくださっているような方にオススメですね。
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