言の葉
[金澤 貴司]
個人的な考えとして、人間は言葉によって支配されている部分が大きいと考えています。
人の最大のコミュニケーション手段は言葉です。
言葉によって想いや考えを伝えます。
そして、この言葉によって物事を理解します。
基本的に何かを理解する際には、この言葉が介在する場合がほとんどです。
ですから、私たちは日常生活の中で言葉の使い方について
幼少の頃から大人になった今でも、誰もが誰かに言葉の使い方について話をします。
例えば、「プラス思考のススメ」なる考えは
昔から言葉に関してよく言われる話のひとつです。
最近の書籍で、「人は見た目が9割」や「99.9%は仮説」
といったタイトルのものが売れる理由のひとつには数字が入っているからだそうです。
数字は明確で限定的です。
ですから、数字によって指し示す事で(それも極端な数字が)
読み手はインパクトを持って具体性をそこに感じます。
「9割も?」という驚きと共に「なぜ、9割なのか?」といった疑問を抱き、
興味や関心を惹かれるという心理作用が働くのです。
また、言い切っている点も説得力があり、信じ込ませる要因になっています。
このように、言葉の表現方法ひとつで人の捉え方は変わります。
特にビジネスシーンではこの言葉の使い方が非常に重要で、
微妙なバランスを要求されます。
言葉にはこういった側面がある事を知っているだけでも大きな効果があります。
新しい年度を迎えるに当たって、
この何気ない「言葉」を見直してみるのも良いかもしれません。