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落球
[赤井 啓真]

ブログのネタがないなあなんて思っていた日曜の午後、TVを見ていたふとした瞬間にブログのネタが舞い込んできたではありませんか!!!

TVは春のセンバツ高校野球が流れていて、下関商VS履正社(→結果)の試合がやっていました。

試合は決着がつかず、延長に入り、10回裏の履正社の攻撃でちょっとしたライナー性のボールがセンターにいきました。おそらく、TVを見ていた誰もが「センターフライだ」と思ったその瞬間、「ポロッ」と中堅手のグラブからボールがポロリするではありませんか!!!その瞬間に、ランナーがホームインし履正社の勝利が決まり、下関商の負けが決定しました。

印象的だったのは、下関商のセンターが号泣していたのはもちろん、それまで好投を続けていたピッチャーの憤懣やる方ない呆然とした表情でした。

その時僕は、「ああ、野球ってこういうのがあるから嫌だなあ」と思うと同時に何とも「人間くさいよなあ」と思いました。

おそらく、ピッチャーの心理からすれば当然もっと「投げたかった」わけで、「まさかあんな平凡なフライを」な心境に決まっています!!でも、そんな彼でも心の整理をつけて、後片付けに望み、中堅の選手に声をかけてなぐさめる姿は高校野球特有の爽やかさがあってこれまた「いい」んですよね。そこには「偽善」というものがなくって。

下関商も中堅の選手のファインプレーで勝ったこともあれば、ピッチャーが全く打たれることもなく勝利したこともあるのでしょう。チームだからこれまでいろんなことを経験したはずです。それでもチーム全員「よし」として甲子園に別れを告げている光景を見て、どこかビジネスシーンでも共通する何かを感じざるを得ませんでした。

まあ、ビジネスシーンだけでなくとも、人間として生活していれば、「自分以外の何か」や「第三者の関与」によって、自分自身が迷惑や被害を被ることもあれば、加害者になりうることもあるのかもしれません。そんな時でも「すべてよし」として前を向いていけるかは、やはりそれまでの人生経験によるところが大きいのだろうなと思いました。下関商のみんなもきっとこの一戦を乗り越えてまた夏に雪辱を期すことでしょう。そうして歴史が紡がれるわけです。期待したいと思います。

日曜の昼下がりにふとしたことから人生論まで発展できるものです。(苦笑)

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