XMLの便利さを改めて実感
[臼井 友章]
読者の皆さんは XML をご存知でしょうか? XML とは、Extensible Markup Language の略で、Wikipedia によると、
Extensible Markup Language (エクステンシブルマークアップランゲージ、XML、拡張可能なマーク付け言語、JIS X 4159:2002) は、汎用的に使うことができるマークアップ言語である[1]。 World Wide Web Consortium (W3C) により勧告 (策定) されている国際標準の構造化文書の技術である。 1998年2月に XML 1.0 が勧告された。 2007年現在、W3C勧告の最新バージョンは XML 1.1 である。 XMLは現在、広く普及している技術である。
とのことです(当社のSEO用語集のXMLの項目も見てくださいね)。
ブログの更新情報などを配信する技術である RSS も XML の拡張のひとつです。
私はいま、Yahoo! の API を利用したシステムの開発をしているのですが(近日中にリリースできると思いますので、お楽しみに)、API からの返り値も XML の形式です。これを処理して、最終的な出力にしていくわけですが、返り値が XML でなかったら、処理はもっと面倒だったでしょう。XML が便利なのは、構造化されていることによって、意味のまとまりを保持したままで処理ができることです。
…といっても、わかりにくいと思いますので、例を挙げると、私たちは日常生活で無意識に構造というものを意識しています。
たとえば、「大阪市」という言葉をイメージする際に、上位のまとまりとして「大阪府」や「日本」を、同列のまとまりとして「堺市」や「高槻市」をイメージします。そして、下位のまとまりとして「西区」や「北区」をイメージします。こうした構造を XML 風に記述すると、
<日本>
<東京都>
:
<大阪府>
<大阪市>
<西区>
<北区>
</大阪市>
<堺市>
:
</堺市>
:
</大阪府>
:
</日本>
こんな感じになります。ですから、大阪市の情報を得ようと思えば、日本→大阪府→大阪市に格納されている情報を取得すればよいわけです。頭の中の思考の過程に沿った処理ができるというのは、思った以上に便利です。これが、単なる情報の羅列であったら、どれが大阪市の情報なのかを判別するという作業がもう一つ増えてしまいますしね。
徐々に利用者が増えてきている RSS だけでなく、金融庁が XBRL という XML の拡張仕様で企業情報を公開することを求めるなど、XML が利用される場面が増えてきています。XML について知っておいて損はないと思います。