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「喜ばせ屋」
[金澤 貴司]

「喜ばせ屋」をご存知ですか?

彼女の誕生日に、両親の還暦祝いに、送別会に、
世界にひとつだけのスペシャルな演出を提供してくれる会社です。

外国では、よく誕生日などに友人らがクラッカーを鳴らして祝うサプライズパーティー
なるものを行ったりしますが、「喜ばせ屋」はそれよりさらに本格的です。

例えば、特別な日にリムジンで相手を迎え、海の上でシャンパン片手にクルージング。
夜になればヘリで辺りを周遊し百万ドルの夜景を愉しむ。
貸切で一流シェフのディナーを堪能した後は、二人だけの為に打ち上げられる大型花火。
さらに、お気に入りのアーティストを招いての独占生ライブ。

こんな一日を大切な人と過ごせるとしたら・・・。

そういう夢のような演出をしてくれるのが「喜ばせ屋」です。

いつものプレゼントではなく、「ワンランク上の驚き、喜び、感動」を与える。
「物より思い出」が最大のコンセプトです。

本当にセレブリティになったような時を過ごせるのではないでしょうか。

詳細はWebを見て頂けると分かるとして、
僕個人としては、よくこんなサービスが成立するなぁ、というのが正直な感想です。

提供してくれるサービスもスペシャルですが、価格もスペシャルです。
おそらく、富裕層以外の人が利用しても、懐が気になってサービスを堪能できないのでは
と思います。

こういったサービスが利用されるのは、やはりモノを消費する事に飽きたからでしょうか。
以前、『滞在時間』と『ブランディング』のブログでも、
これからは顧客に時間を消費させる時代であるいうような内容を書きましたが、
「喜ばせ屋」は感動を消費するサービスと言えそうです。

巷では、一流ホテルのサービスを引き合いに出して、
「感動サービス」というコピーを書籍でよく見かけます。

「喜ばせ屋」はまさしく、感動そのものを商品にしています。

モノが溢れかえり、消費する事にさえ飽きている日本人にはピッタリかもしれません。
かくいう僕も、「喜ばせ屋」を利用したい気持ちでいっぱいです。
こういったサプライズは大好きです。
何なら少しくらい無理をしてでも利用したいと思っています。

「喜ばせ屋」の力を借りれば、高嶺の花のアノ人も・・・
という淡い期待を抱かせてくれる。

お金で買えないものが買える、と言ってしまうと飛躍し過ぎかもしれませんが、
そういった希望を抱かせてくれる点が、このサービスの最大の特徴であると
僕は考えています。

あなたにとって、喜ばせたい人は誰ですか?


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