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経営者のためのアクセス解析入門~キーワード(2)
[臼井 友章]

 少し間が開いてしまいましたが、経営者のためのアクセス解析入門~キーワードの続きのお話です。

 前回は、アクセス解析のキーワードの集計結果から、現在の結果をどう読むか、という話をしましたが、今回は、現在の結果から、どのようにサイトを改善していくか、という話をしたいと思います。

 前回の結論として、キーワードの集計結果は、現在の自社サイトが世の中からどのように見られているかを示す指標にはなり得ても、世の中が何に関心を持っているかを示す指標にはなり得ないという話をしました。

 以上を前提としてサイトの改善を図る場合、考えられる可能性としては、(1)自社サイトのコンセプトとキーワードの集計結果の傾向が合致していて、かつ、件数が多い、(2)自社サイトのコンセプトとキーワードの集計結果の傾向が合致しているが、件数が少ない、(3)自社サイトのコンセプトとキーワードの集計結果の傾向が合致していないが、件数は多い、(4)自社サイトのコンセプトとキーワードの集計結果の傾向が合致しておらず、かつ、件数も少ない、の4パターンが考えられます。

 (1)の場合には問題ないので、現在の制作ポリシーに従ってページの追加を図ればよいでしょう。

 (2)の場合は、自社サイトに適切にキーワードが組み込まれている(不用意なキーワードを加えていない)ものの、検索順位がさほど上位にないか、そもそもそのキーワードで検索する人が少ないかのどちらかということになります。この場合、順位を上げるのであれば、SEOを意識したページ作りが必要ですし、検索の母数が少ないのであれば、より母数の多いキーワードを意識してページを作ることになります。ただ、商品名や型番が集計結果の上位にあり、サイトからの購買や問い合わせが十分なのであれば、キーワードの見直しは不要です。商品名や型番で検索する人は、そこまでの絞り込みがすでにできている人なので、かなり見込みが高いお客さんということになります。キーワードを見直すことでその人達を逃すのは本末転倒だからです。

 (3)と(4)の場合は、真剣に考える必要があります。自分たちが持っている自社サイトのイメージと外から見た自社サイトのイメージが合致していないということだからです。きつく言えば、「裸の王様」状態ということになります。
 この場合、意識せずに間違った方向でSEOをしてしまっている可能性があるため、制作ポリシーを見直す必要があります。タイトルや見出し、強調やリンクテキストといったSEOに関わる部分で意図しないキーワードを多く含んでしまっていないか、ブログの中で自社の商品・サービス内容と関係のない話をしすぎていないか(関係ない話から自社サイトに誘引するという意図を持っていれば別です)、など、見直してみる必要があります。
 逆に、外から見た自社サイトのイメージに自社サイトを合わせてしまうという考え方もないではありませんが、その場合は、サテライトサイトを別に立ち上げるなどしたほうがよいでしょう。基本は自分たちがどのように見せたいかを優先すべきですから。

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