聞く力
[金澤 貴司]
高校入試の話です。
国語のリスニングを高校入試に取り入れている地方自治体が増加しているとの事です。
英語ではなく、日本語です。
ごく普通の会話を聞き取り、その会話の趣旨について回答するなど
英語のリスニングテストと同じようなものです。
これは、小中学校で、大事な連絡事項を聞き逃す、あるいは忘れる生徒が
増えてきているという背景から導入されているようです。
コミュニケーション能力の重要性が叫ばれて久しいですが、
人の話が聞けない子供が増えているという事が事実であれば、
やはり不安になります。
最近はよく、「質問力」や「人間力」など、「~力」という言葉が
大量生産されていますが、そういった言葉を見かける度に
「いつからこんなにも能力が欠如するようになったんだろう」
と思います。
「~力」と言われているもののほとんどが、確かに重要で必要な能力です。
しかし、以前はこれほどまで大々的に取り上げられる事は無かった訳です。
不足や欠如と言われる事もありませんでした。
ですが、今は入試に取り入れられる程に課題感を大きくなっています。
この原因はどこにあるのでしょう。
国の教育体制や家庭教育、パソコンやゲームの普及によるコミュニケーション不足など
要因は様々に考えられますが、クリティカルな問題がどこにあるのかは解りません。
また、個人レベルで出来る事には限界があります。
それでも、「もし自分に子供がいたら・・・」という前提で考えると、
自分の子供がそうならないようにする為にはどうするべきなのか、
改めて考えさせられます。