Yahoo! News川邊氏が語るYahoo! Newsのライバルとは
[大倉 健志]
あけましておめでとうございます。
2008年が開幕しましたね。
今年の目標はいろいろと考えたのですが、ある言葉を書き初めでしたためました。
また機会があればこのブログでも発表したいと思いますが、2008年は私自身にとっても本当に大きな意味を持つ1年になる、そんな予感がしています。
さて、年明け一発目のエントリーは「ネットニュースの巨人」Yahoo! Newsについてのインタビューを取り上げたいと思います。
1月3日にJ-CASTニュースで、「ヤフー・ニュース 川邊健太郎氏インタビュー(上)」「同(下)」が掲載されました。
この中で大変興味深かったのが、Yahoo! Newsがライバルと思っているサイトについてです。
意識しているのはブログ、ミクシィ、モバゲーですね。重要なのはニュースも含めて、時間の奪い合いをしている、ということなんです。危機意識はありますね。ヤフー・ニュースは昼の12時から1時まで相当のアクセスがありまして、おそらくサラリーマンの方たちが昼休みを利用してアクセスいただいているのだと思います。 従来、明らかにヤフー・ニュースのトピックスを見てヤフー・ニュースに入ってこられていた人達が、ミクシィの「マイミク」登録している人の日記を読んだり、ある人は自分の趣味に関する専門性の高いブログを読む、というのが増えているんです。何を面白いと思うかがメチャクチャ多様化している。だからヤフー・ニュースもますます多様性をもたなくてはいけない。横にも縦にも選択肢の多さ。何でも「とりあえずヤフー・ニュースで探そう」という感じに。
(「ヤフー・ニュース 川邊健太郎氏インタビュー(上)」より)
さまざまなブログやmixi、モバゲーTOWNといった、一見競合しそうに見えないWebサービスをライバルに挙げて、「時間の奪い合いをしている」という観点を持たれていることになるほど、と思ったのです。
確かに、ユーザーが見るサイトは数多くなり、どのWebサービスも「滞在時間」を伸ばそうとコンテンツの強化に躍起になっています。
限られた時間の中で、どのサイトに時間を使うか。ユーザーにとっては非常に大きい問題であると言えます。
特にmixiやモバゲーTOWNは、携帯での利用時間が高まっていることもあり、携帯でのYahoo! Newsの位置が今後を占うような気もします。
時間の奪い合いという観点では、他のWebサイトでも同じことが言えると思います。
同じことができるのであれば、より多機能で使い勝手のよいサイトを使うようになるでしょう。
Yahoo!などのサイトと比較すると圧倒的に利用時間の短い多くのサイトにとって、来訪したユーザーに短い滞在時間の中でいかに魅力をアピールするかが、今後の大きなテーマと言えそうです。
このインタビューの中でヒントになることがありました。
それは、「何を面白いと思うかがメチャクチャ多様化している」ということです。
万人におもしろいと思ってもらえるコンテンツを作ることは非常に難しいことでしょうが、特定のターゲットにおもしろいと思ってもらえるコンテンツを作ることは、万人に対するものよりは比較的容易なはずです。
つまり、専門性を高めることによって、コアなユーザーを確保していくことができるということです。
それを実現するのは、専門性に特化したWebサイト、企業サイトにおける「サテライトサイト」ではないかと思うのです。
2008年は、さらにこの傾向が高まる、そんな予感をさせるインタビューでした。