キーワード選び、間違っていませんか?
[臼井 友章]
SEOを行ううえで、もっとも頭を悩ませるのは、「どのキーワードで上位に持っていくか」、つまりキーワード選びではないでしょうか。
キーワードを選ぶ際に、ついついやってしまいがちなのが、自分の会社(お店)を一言で表す言葉をキーワードにしてしまうことではないでしょうか。パソコンショップが「パソコン」、旅行代理店が「海外旅行」といった具合です。
しかし、自分が検索する立場になったときのことを考えると、そのようなキーワードで検索することは少ないのではないでしょうか。それはあたかも、近所の八百屋を探すために「野菜」で検索しているようなものなのですから。
ここでひとつのデータを紹介します。少し前のjapan.internet.comの記事です。
1回につき、ユーザーはいくつぐらいのキーワードを入力しているのだろうか。 最も多かった回答は「2個」で51.9%(163人)と約半数を占めた。以下、「1個」24.2%(76人)、「3個」20.4%(64人)と続いた。
「4個」1.6%(5人)、「5個以上」1.0%(3人)はいずれも1%前後にとどまった。
私自身の感覚からしても、最終的に購買に結びつくような検索は、1個のキーワードではなく、複数のキーワードを入れた検索の結果です。
例えば、海外旅行に行きたいと考えたとして、最初は「海外旅行」で検索し、いくつかの国の情報を見ながら、今回はオーストラリアに行きたいと考えて、「オーストラリア」で検索、さらに都市で絞り込んで「シドニー」で検索した後に、「関西空港 シドニー 格安航空券」といったキーワードで最終的にチケットを探すわけです。
こうした検索を繰り返しながら、チケットの購入という最終的な目的に到達することを考えた場合、考え方によっては、「海外旅行」や「オーストラリア」といったキーワードで上位に上がってきても、次の検索を促す「踏み台」の役目を担うにすぎないといえるかもしれません。
大事なのは、売れるためのキーワードが何かを考えることです。商品名や型番であれば、それらで検索する人はその商品について詳しく知りたい人でしょうから、購入への導線を引いてあげれば購入に結びつくでしょう。具体的な名前でない場合でも、検索する人がどう絞り込んで検索してくるかを予想して、そのキーワードでSEOを行えばよいわけです。
ヒントは、アクセス解析の結果であったり、Webとは関係のない営業部員の一言に隠されていたりします。検索結果数100万件以上のキーワードでやみくもにSEOするよりも、よほど生産的な気がするのですが、いかがでしょうか?