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Yahoo!の実力と今後の展望
[大倉 健志]

 Yahoo! JAPAN(以下、Yahoo!)がどれだけすごいメディアなのかを語れる方は非常に少ないと思います。
 Yahoo!は、いわずと知れた日本で最大のページビュー数を数えるポータルサイトです。
 今回はこのYahoo!に焦点を当てて、Yahoo!の現在とこれからを考えてみたいと思います。

 まずは、Yahoo! JAPANのページビューをみてみましょう。
 Yahoo!の月次開示情報によると、2007年5月の月間総ページビュー数は、408億7,100万ページビューと報告されています。
 1日平均では、13億1,800万ページビューです。とんでもない数字ですね。
 総務省の発表によると、2007年5月1日時点での日本の総人口は1億2773万人ですので、単純計算で人口の10倍のページビューがあるということになります。

官公庁オークション

 知らない方が多いのですが、Yahoo!オークション内では「官公庁オークション」というものが実施されています。国内のオークションサービスの中ではYahoo!が最大級だということもあると思いますが、Yahoo!がそれだけ大きな市場として、公的機関からも認められているとも言えると思います。

Yahoo!みんなの政治

 また、「Yahoo!みんなの政治」では、国会議員による活動レポートや、ユーザーによる議員評価、国会で審議中の議案に対する評価などもおこなわれています。
 このサービス内ではYahoo!による広告も表示されず、社会貢献事業の一環としてサービス展開されていますが、Yahoo!を誰もが知っている媒体と言えなければ、このようなことは実現できなかったのではないでしょうか。

 Yahoo!は、すでに新聞やテレビなどと同列に語られるメディアと言っても、言い過ぎではないと思うのです。


 さて、先日開催された「Yahoo!JAPAN パートナーカンファレンス」では、Yahoo!の全社戦略が発表されました。

 大きく、

  • ソーシャルメディア化
  • エブリウェア化
  • オープン化

という戦略テーマが掲げられましたが、これまでのYahoo!の戦略とは大きく異なるのが、Yahoo!だけにトラフィックを集中させるのではなく、パートナーサイトとの連携を強化していくという点です。

ヤフーは15日、都内で「Yahoo!JAPAN パートナーカンファレンス 2007」を開催した。「Yahoo!JAPANに人を集める」という従来の戦略を転回、昨年来からの「ソーシャルメディア化」を加速させ、携帯デバイスなどの利用を見込んだ「エブリウェア化」、そしてYahoo!JAPAN IDの外部開放も視野に入れた「オープン化」に取り組むことが明かされた。年明けにはYahoo!JAPAN トップページのリニューアルが実施される予定で、ヤフーの全社戦略に注目が集まる。
(「オープン化するYahoo!JAPAN | マイコミジャーナル」より)

Yahoo!

 また、トップページのリニューアルについても触れられています。
 世界各国のYahoo!と比べても、日本のYahoo!は旧態依然としたトップページのままであり、非常に遅れた存在であったといえます。
 それも、国内において圧倒的な強さを誇ってきたからこそといえるでしょうが、いよいよ日本のYahoo!も大きく変わっていくことになります。
 アメリカをはじめとした各国のYahoo!は、CSS化やAjaxの導入によって、Web 2.0的なサイトづくりをおこなっています。
 おそらく、現在のトップページとはデザインが大きく変わり、トップページが果たす役割も大きく変わることでしょう。
 これまでの10年は、Yahoo!が国内におけるトップを走り続けてきた10年でしたが、戦略転換を図る今後の10年が非常に楽しみです。

井上社長は、同社のビジョンが「LIFE ENGINE」であること、「インターネットを通じて、いつでもどこでもお客様の役に立つサービスを提供し続け」ることがミッションであると語り、「ソーシャルメディア化」「エブリウェア化」「オープン化」を、「今後10年くらいかけて粛々とやる」と展望を示してみせた。
(「オープン化するYahoo!JAPAN | マイコミジャーナル」より)

 Yahoo!はすごい、Yahoo!こそがインターネットだ、的な書き方をしてきましたが、個人的にはYahoo!よりもGoogleに期待しています。
 彼らが展開する革新的なサービスは、現在のインターネットを大きく変えるものだと信じて疑わないからです。
 Yahoo!が大きな方向転換を図ってきたのも、これまでと同じようにしていたのでは、近い将来、その牙城を崩されるときが来ると、わかったからではないでしょうか。

 今回ご紹介した、マイコミジャーナルの「オープン化するYahoo!JAPAN」という記事は、読んでおかれることをオススメします。

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