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「エンゲージメント」とサテライトサイト
[大倉 健志]

 しばらくご無沙汰してしまいました。
 ゴールデンウィークが明けて、暖かい日が続いていますね。
 外出してお天気がいいときには、外で打ち合わせをしたくなるような、そんな気持ちにさせてくれます。

 さて、今回は、SEO対策について書いてみたいと思います。

 先日、5月9日に渋谷で株式会社アイレップの渡辺隆広氏によるSEOセミナーが開催されていたようです。渡辺氏といえば、SEOの第一人者として知られる一人で、「SEMリサーチ」やCNET Japanでのブログ「渡辺隆広のサーチエンジン情報館」なども執筆されています。

 氏は、そのSEOセミナーの中で、大変興味深いことを話されていたようです。

「Searchマーケティングの戦略を作るのは日本よりも米国の方が進んでいる」として、「日本でSEOというと集客と考えるが、米国では集客というレベルではなく、エンゲージメントを育てるための仕組みとしてSearchを活用している」
(「MarkeZine:◎SEO対策の第一人者、渡辺隆広氏登場「戦略を作るのは日本よりも米国の方が進んでいる」」より)

 「エンゲージメント」という耳慣れない言葉が出てきていますね。
 アメリカでは、「集客」よりも一歩先のマーケティング戦略として、「エンゲージメント」がとらえられているようです。

 エンゲージメントとは今、アメリカで話題となっているキーワードで、消費者とブランド(企業や商品)を結びつけるために周辺情報を補強し、活性化するものだ。渡辺氏によると米国企業はこのエンゲージメントを高めるために Searchを利用しているという。商品に興味を持った消費者がほしい情報を得られる仕組みを作ることに注力し、単純に売上や集客を増やすためだけにSEOを行っていはいないということを強調した。
(「MarkeZine:◎SEO対策の第一人者、渡辺隆広氏登場「戦略を作るのは日本よりも米国の方が進んでいる」」より)

 具体的にはどのようなことを指すのか、セミナーに参加したわけではありませんので、定かではありませんが、「サテライトサイト」のようなものが今後さらに重視されるようになる、ということでしょうか。
 「サテライトサイト」とは、本体のサイトとは別に、本体サイトへの誘導などを目的として、ターゲットやテーマを絞って構築されるサイトのことです。衛星に例えて「サテライト」と呼ばれています。コミュニティサイトや用語集サイト、比較サイトなどがこれにあたります。
 サテライトサイトについては、Dragon.jpの以下のページが参考になるでしょう。

 本題に戻りますが、2004年11月にGoogleの検索インデックス数が80億ページに上ると発表されて以後も(この後、Googleはインデックス数の公表をやめた)、刻一刻とページが増加しており、その膨大な情報の中から必要な情報を探し出すことは非常に困難を極めます。
 そこで、有能な人や組織によって、特定のジャンルの情報がうまくまとめられ、整備されていれば、ユーザーはそのサイトを知っているだけで、情報に行き着くことができるようになります。それは、ユーザーにとって便利で、利益のあるサイトでなければいけません。
 サテライトサイトが有効だと言われるゆえんはそこにあると思います。

 ユーザーとのエンゲージメントを生むサテライトサイト、という構図が浮かび上がってくるような気がするのですが、浅はかでしょうか。

 この記事の最後には、Googleの「パーソナライズド検索」およびYahoo!の「ソーシャル検索」について触れられていますが、その件についてはまた次回に。


 今回の写真は、金沢21世紀美術館の「タレルの部屋」から。お気に入りの場所です。

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