AISCEASの法則
[大倉 健志]
こんばんは、CDD 大倉です。
昨年度までは、DMM (=Digital Media Mix TEAM) でしたが、今年度から社内体制の刷新により、Creative Design Div. となりました。以前よりは何をする部署なのかが名称からもよくわかるようになったこと、そして、CreativeやDesignといった用語が入るようになったことが、個人的にも非常にうれしいです。
余談はさておき、今日は「AISCEASの法則」を取り上げたいと思います。
AISCEASとは、アンヴィコミュニケーションズの望野氏が提唱した、消費者購買行動を示した法則です。
AIDMAは非常に有名でよくご存知の方も多いと思いますが、インターネット時代においてはいささかそぐわない点がありました。
この他に、電通が商標登録をしているAISASもありますが、途中の経過が大きく省略されてしまっており、不十分であるように思います。
AISCEASとAISASとの典型な違いは、CGMを意識しているかどうかにあります。
私は、この時点で、AISCEASが機能する商品群、すなわち機能価値の高い商品群は、サーチした後にブログや価格コムの書き込み掲示板、SNSなどのCGMで比較したり検討したりするプロセスをたどることを強調したかったのです。
電通さんのAISASにはそれがありません。強いてあげれば、情報共有をするというところがCGMを意識したところでしょうか。
(「拡大するAISCEASの法則」より)
では、AIDMAとAISAS、AISCEASがどう違うのか見ていきたいと思います。
AIDMA
- Attention (注意)
- Interest (関心)
- Desire (欲する)
- Memory (記憶)
- Action (購入)
AISAS
- Attention (注意)
- Interest (関心)
- Search (検索)
- Action (購入)
- Share (共有)
AISCEAS
- Attention (注意)
- Interest (関心)
- Search (検索)
- Comparison (比較)
- Examination (検討)
- Action (購入)
- Share (共有)
AISAS以降は、「Search (検索)」そして「Share (共有)」が入っています。これは、インターネットが発達した現在ならではのプロセスですね。
望野氏も言われていますが、何かを買おうとしたときに、Yahoo!やGoogleなどで検索してその商品についての評判や使い勝手などを調べるということ、そして、実際に購入した後にその感想などを自らが発信するということがおこなわれるようになりました。
このように消費者が自らのブログなどで発信するようになったことが、この数年の間で起こったもっとも大きな変化だと言えるかもしれません。それこそ、「Web 2.0」と呼ばれるものですよね。個人的にはWeb 2.0という呼び方はあまり好きではありませんが…。
AISCEASのようにプロセスが細かく分解されることによる効果は、プロモーションをおこなうにあたって、どの部分における効果を狙うかを定めやすくなるということにあると思います。それぞれの段階に合わせたプロモーション展開を考えたり、消費者の行動を促進するようなツールを提供していくことができますし。
インターネットを舞台としたプロモーションをおこなうことの醍醐味が、まさにここにあると感じるのは私だけでしょうか。