Web2.0的内部統制評価~エーザイ株式会社編
[臼井 友章]
今日の当社は、年に1度のキックオフを前に、新年を迎える前の緊張感のようなものが漂ってますが、いつものように「Web2.0的内部統制評価」の第5回目をお送りしようと思います。
今回取り上げるのは、エーザイ株式会社です。エーザイは、産経新聞社とKFi株式会社が主催する「誠実な企業賞」の2007年の大賞企業です。
○コンプライアンス方針…5点
エーザイのコンプライアンス方針にあたるものは、「企業行動憲章」になります。これがWeb上で全文公開されていますので、5点となります。また、行動憲章を具体化した行動指針(PDF)も確認することができます。
○コンプライアンス委員会…2点
エーザイのコンプライアンス委員会は、サイト上の記載によると、国内外の法的専門家を中心としているとのことですが、構成を公開しているとは言い難いので、2点としました。
○内部通報窓口…4点
エーザイでは、「コンプライアンス・カウンター」と呼ばれるヘルプラインを設置しています。関連会社には開放していないようですが、外部窓口を設置していることから、4点となります。また、2005年度の問い合わせ件数を公開している(577件)など、情報公開もできています。他の企業が公開している件数と比べるとかなり多いのですが、それだけ情報がスムーズに流れているという証拠ではないでしょうか。
○従業員向け周知ツール…5点
エーザイでは、「コンプライアンスガイドブック(PDF)」、「コンプライアンス・カード」などで、従業員への周知を行っており、5点となります。ほかにもコンプライアンス研修の実施や浸透度を確認するアンケートの実施など、従業員に対する周知には力を入れていることがうかがえます。
合計では、16点です。コンプライアンス委員会に関する記述が物足りない以外は、非常に優れた結果でした。コンプライアンス分野についての情報公開は、今後、社会からの要求が高まってくると考えられ、その先例として価値があると思います。