Web2.0的内部統制評価~ダイキン工業編
[臼井 友章]
「Web2.0的内部統制評価」の第4回目は、ダイキン工業を取り上げようと思います。ダイキン工業は、前回取り上げたベネッセ同様、Most Sustainable Corporations in the World - The Global 100(世界で最も持続可能性のある企業100社)の2007年版に選出された企業です。
それでは、さっそく見ていきましょう。
○コンプライアンス方針…5点
ダイキン工業のコンプライアンス方針にあたるものは、「グループ経営理念」になります。これがWeb上で全文公開されていますので、5点となります。他の企業と比べると、法令遵守に割かれている分量はやや少ないですが、「グループ企業倫理ハンドブック」の中に「法令遵守指針」を定めているようです。
○コンプライアンス委員会…2点
ダイキン工業でコンプライアンス委員会にあたる組織は、企業倫理委員会です。有価証券報告書によると、社長を委員長とし、役員・部門長を構成メンバーとしているようです。Webでは、社長を委員長としていることのみの記載で、構成を公開しているとは言い難いので、2点としました。
○内部通報窓口…2点
有価証券報告書によると、「企業倫理相談窓口」を設置しています。「報告・通報を受けた企業倫理室はその内容を調査し、再発防止策を担当部門と協議の上、決定し、速やかな会社措置を推進する体制を確立している。」とのことですが、他に取り上げた企業と比べると「もう一歩」という感じでしょうか。
○従業員向け周知ツール…5点
上でも挙げた「グループ企業倫理ハンドブック」の存在がWebで公開されていますので、5点となります。各部門・グループ会社には、コンプライアンスリーダーを任命・配置し、各部門・会社内での法令遵守・コンプライアンスの徹底を図るとともに、コンプライアンスリーダー会議、グループコンプライアンスリーダー会議を開催し、情報の共有化と課題の把握、対策の実行を推進しているとのことなので、体制面での「守り」に重点が置かれているのかもしれません。
合計では、14点です。前回のベネッセもそうですが、アピール不足なのかもしれません。次回も引き続き “世界で最も持続可能性のある企業100社” に選出された企業を評価してみたいと思います。