スローライフ
[豊田 悠]
日々の中に、ふと、心休まるような瞬間はありますか。
皆さんでは、どのようなときでしょう。
僕に通勤途中の楽しみができました。
エンブリッジの社宅は、難波より少し南、エンブリッジ創業の地にあります。
同じ関西とは言え、実家が会社から遠いため、
インターンシップ期間はこちらの一室をお貸し頂き、
そこから会社のある西本町まで、電車に乗って通勤しています。
楽しみは、その車窓。
この地に引越してくる際、同じ車窓から、初めて間近に『通天閣』を仰ぎ見ました。
「元気な大阪・美しい水の都」
と書かれた、煌びやかなネオンサインに日々の努力を誓い、
ノスタルジックな気分は、リリー・フランキーの『東京タワー』さながら。
…なんて、さすがに自分にツッコミを入れながら。
それ以来、朝早く向かうときも、夜遅く帰るときも、
なぜか今宮付近の車窓が恋しくなり、ふと、目を遣ります。
すると、そこに変わらず立ち続けている通天閣に、
不思議と心休まり、あとには元気が湧いてくる。
そんなささやかな喜びに、力強く背中を押されます。