「続きはWebへ」からユーザー視点を思う
[大倉 健志]
こんばんは、大倉です。
しばらく間が空いてしまいました。今後はエントリー内容を少し軽くして、テンポよくエントリーしていきたいと思っています。せっかく気になる記事が多くあるので、アウトプットしないともったいないですしね。
さて、前回、「「○○で検索」広告の効果はいかに」というエントリーをおこないました。
今回は、これに関連した記事をご紹介したいと思います。
nikkei BPnetに、「ライフ~「続きはWebへ」の先駆者 CMからの導線でアクセスを増やす」という記事が掲載されていました。
「続きはWebへ」のTVCMで一躍有名になったライフカードの担当課長へのインタビュー記事です。前回のエントリーでも少し触れましたが、このTVCMの効果で新シリーズが始まるごとにWebへのアクセスも増えるなど、非常に高い効果を出しているようです。
ただ、この中で気になるコメントが載っていました。
CMからWebへの誘導に成功した現在、そのトラフィックをいかにビジネスに結びつけていくかが同社にとっての次の課題となっている。実際、サイトへアクセスする視聴者が増えたとはいえ、Web経由でのライフカードへの入会数が増えたかというと、そこは目を見張るような変化が生まれるまでには至っていないという。これを改善するには、サイトの導線を見直す必要があるのではないかと栗本課長は考えている。「例えばカードの申し込みまでの導線で、ユーザーはどこで、そしてなぜ離脱していくのか、Webサイトの運営を担当するWebサイトの運営を担当する部署と連携しながら改善を進めていきたい」と話す。
(「ライフ~「続きはWebへ」の先駆者 CMからの導線でアクセスを増やす」より)
TVCMの効果により、Webへのアクセス(トラフィック)が増えたのは事実だが、劇的にカードの入会数が増えたかというと、そうではないようです。
その改善方法として、「サイトの導線を見直す」ことが必要であると認識されていますが、サイト内での導線づくりはWebを運営する上で非常に重要な要素となります。
導線を見直すには、アクセス解析はもちろんのこと、ユーザビリティテストなどもおこないながら、綿密に検証する必要があります。どこで迷うのか、どこで飽きるのか──エンドユーザーの視点に立つことで、初めて見えてくるものがあるでしょう。
少し前の記事になりますが、ミツエーリンクス棚橋弘季氏のブログ「DESIGN IT! w/LOVE」に書かれていたことを思い出しました。
そこで氏は、「とにかくユーザビリティを「使いやすさ」のことだと認識するのは大間違いです」と書かれた後で、このように述べられています。
ユーザーが使いたいと思うものを使えるようにデザインすること、それがまずユーザビリティの条件なのです。
(「「ユーザビリティ=使いやすさ」なんて誤訳をいつまで放置するのか?」より)
これには、なるほど!と思いました。
そして、次のようにも書かれています。
根本的に数字を劇的に伸ばそうと思えば、そんな小手先の改善だけでなく、ユーザーが本当に求めているものは何かをユーザーの生活に入り込んで(フィールドワークで)考え、そこで満たされていないユーザーのニーズを満たすために「使える」ものをデザインするにはどうすればよいかを考えなくてはしょうがない。
(「「ユーザビリティ=使いやすさ」なんて誤訳をいつまで放置するのか?」より)
Webをいかに小手先で見た目だけをきれいにしても、本当の効果は現れないと思います。それは、SEOもしかりだと思います。SEOをおこなう際に、どんなキーワードを選定するか、お客さまが何を求めているのか、それを見つけなければ、本当に効果のあるSEOはおこなえないでしょう。
「使える」デザイン。「使える」Web。
それはいかにプロモーションが優れていようとも、ユーザー視点なくしてありえないものだと改めて感じた次第です。