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Web2.0的内部統制評価~ベネッセ編
[臼井 友章]

 ずいぶんとご無沙汰してしまった「Web2.0的内部統制評価」の第3回目は、ベネッセコーポレーションを取り上げようと思います。ベネッセは、当社林がブログで取り上げていたMost Sustainable Corporations in the World - The Global 100(世界で最も持続可能性のある企業100社)の2007年版に選出された企業です。

 それでは、さっそく見ていきましょう。

○コンプライアンス方針…5点
 ベネッセのコンプライアンス方針にあたるものは、「ベネッセグループ行動基準」です。これがWeb上で公開されているので、5点となります。

○コンプライアンス委員会…0点
 Web及び有価証券報告書で見る限り、ベネッセでは、コンプライアンス委員会にあたる組織はないようです。もちろん、組織がないだけで、通常の意思決定機関で処理されているのだと思いますが、基準に照らす限り、0点となります。

○内部通報窓口…5点
 ベネッセでは、社内通報制度として、「エシックスライン」を運用しています。社内だけでなく、外部の第三者機関による窓口も設置しています。また、この窓口には、同社の従業員だけでなく、グループ会社の従業員も通報できるようになっています。匿名での通報が可能である点、電子メール・社内便・郵便・電話など受付方法の多様さなど、対応面では満点といえます。ただ、富士ゼロックスの場合と同様、受付実績などについても公表されていれば、取り組みとしてはなおよいという形になるでしょう。

○従業員向け周知ツール…5点
 ベネッセグループ行動基準の冊子があることがWeb上で確認できますので、5点となりますが、他の周知ツールについての存在が明らかでないので、もう一歩、というところでしょうか。

 合計では、15点です。前回までに取り上げた2社と比べると、コンプライアンスという視点では若干不足する点もありますが、経営会議の社員への公開など、経営の透明性の確保などに積極的に取り組んでいる点は、さすが “世界で最も持続可能性のある企業100社” に入るだけのことはあります。次回も引き続き “世界で最も持続可能性のある企業100社” に選出された企業を評価してみたいと思います。

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