Yahoo! の進化に思うこと
[大倉 健志]
こんばんは、DMM 大倉です。
本日は、Yahoo! について取り上げようと思います。
Yahoo! については、先日、当社・金澤も取り上げていましたが、最近のトピックと併せてご紹介したいと思います。
Yahoo!が開発しているウェブサーチエンジン「YST」のインデックスをフルアップデートしましたのでお知らせいたします。
(「YST update 実施しました」より)
今月2日、Yahoo! JAPANが検索エンジン「YST (Yahoo! Search Technology)」のインデックスを更新したことが、Yahoo! 検索 スタッフブログで伝えられました。
YST(Yahoo! Search Technology)は、Yahoo!が2002年に買収したInktomi社の技術を元に、開発した独自の検索エンジン。Yahoo! JAPANでの検索結果はすべて、この「YST」が担っている。
検索エンジン大手のGoogleに対抗するため、Yahoo!側も、これまで機械学習や、自然言語処理技術を応用したコンテンツ解析を行う検索エンジンの技術開発を進めてきたが、今回それらの成果を、インデックス全体に適用することで、検索結果を大幅改善したようだ。
(「Yahoo!が最新の研究成果を元に検索エンジンインデックスをフルアップデート、検索結果を大幅改善へ」より)
YSTと言っても、SEOや検索エンジンについてくわしく知っている方でないと、聞き覚えのないものだと思います。
Yahoo! はもともと、Googleの検索エンジンを利用していました。しかし、激化する検索サイトのシェア争いの中で、自社開発の検索エンジンを採用し、Googleと袂を分かったのが2004年5月のことです。
このとき、Inktomiだけではなく、OvertureやAlta Vista、AlltheWebなど複数の検索エンジンの技術を統合して開発されたのが、「YST」なのです。
このあたりのことは、CNET Japanの「Yahoo! JAPANがGoogleからYSTへの検索エンジン切り換えを実施」という記事にくわしいので、一度読んでみてもいいかもしれません。
あれから、3年。
日本では64.5%と圧倒的なシェアを誇るYahoo! も、検索エンジンの精度ではGoogle(シェア34.7%)に劣ると言われてきましたが、もしかすると、今回のアップデートでその差が大きく縮まったかもしれませんね。まだくわしく検索結果などを調べていないので何とも言えませんが、以前と比べると、より目的に近いサイトが上位に来ているような印象を受けます。
今回のアップデートを含め、このところ、Yahoo! ではさまざまな変化が起こっています。
2月14日には、UI (User Interface) が変更され、以前よりも初心者に使いやすい検索結果ページとなっています。どこがどのように変更されたかは、Yahoo! 検索 スタッフブログに掲載されていますので、ご覧ください。
また、Overtureによるスポンサードサーチも、新しいランキング方式が導入されており、入札価格だけではなく、広告の品質によっても表示順位が決まることになりました。
エンブリッジでも、SEOサービスをお客さまに提供していますが、Yahoo! を対象としたサービスであるがゆえに、今回のアップデートは特に見逃せません。
しかし、より検索精度が高まった今回のアップデートは、エンブリッジが提供するSEOサービスにとって有利にはたらくのでは? と感じています。SEOには外的要因とともに内的要因も重視されていますが、今回のアップデートによって、より内的要因が重視されるようになったと思われるからです。
本気でSEOをしたいと思っておられる皆さま、ぜひ一度エンブリッジまでご相談にお越しください。SEOはよくわからない、うさんくさいと思われる方にも丁寧にご説明いたします。
さて、なぜYahoo! が日本において、これほどまでにシェアを獲得しているか。その理由として、Yahoo! JAPANの検索事業部 事業部長の井上俊一氏は、「ポータル戦略がうまくいっている」からだと推測しています。またネットレイティングスの代表 萩原氏は、以下のように述べています。
萩原氏は国内でのYahoo! JAPANの強さについて「日本人がWebサイトを利用する全時間のうち、十数%はYahoo! JAPANのサービスを使っている。IT業界にはGoogle脅威論があるが、日本ではYahoo! JAPANの方がネットビジネスへの影響が大きい」と話した。ちなみにYahoo! JAPANに続いて利用時間が多いのは楽天で、3位がMixiだという。
(「Yahoo!がGoogleより人気の日本、なぜと頭をひねる」より)
日本においては、今後もYahoo! 優位は変わらないでしょう。そのYahoo! JAPANで何位に表示されるか、Googleで上位に表示されること以上に、企業にとっては大きな意味を持つことは、紛れもない事実ですね。