お金と倫理観
[金澤 貴司]
米メジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーへの電撃移籍が
明らかになったベッカムが王子様に・・・
米ウォルト・ディズニーは、テーマパークの新しいキャンペーンにサッカー元イングランド代表
主将のデービッド・ベッカム選手を起用すると発表したそうです。
ベッカムと言えば、先日レアル・マドリードからロサンゼルス(LA)ギャラクシーへの移籍が
決定して世間を驚かせました。
なぜなら、年俸が60億円。
レアル・マドリードでの年俸は12億円といわれていますから、
ロサンゼルス(LA)ギャラクシーでは、給与が5倍に跳ね上がる計算になります。
一日で1646万円。
これは米国4大スポーツの、どの選手よりも高い年俸との事。
その上に、キャンペーンのイメージキャラクターになるなんて、
一体彼の資産はいくらあるのでしょう?
一方、日本では、小・中学校の給食費未払い問題が起こっています。
給食費未納の児童・生徒がいる学校は2005年度、全体の44%で、
未納の子どもの数は9万9000人だそうです。
ほぼ100人に1人の割合で保護者が給食費を払っていない計算になります。
そして、未納総額は22億3000万円。
ベッカムの年俸の後にこの金額を聞くと、一瞬、多くないように思えなくも無いのが
怖いところですが、問題は根深いところにありそうです。
最も大きな問題は、不払いの理由です。
「保護者としての責任感や規範意識」の欠如と受け止める学校が60%にも達し、
「保護者の経済的な問題」の33%を大きく上回りました。
ここ数年の間に相次いでいる食品会社の問題や公務員の違反事件など、
どうも道徳や倫理観の欠如が感じられます。
昔ならば、事件の原因とならなかった「人として守って当然の領域」に関する意識が
崩壊しつつあるように思えます。
当たり前の事が当たり前ではない。
なぜ、このような世の中になったのでしょう?
その辺りの分析は有識者に委ねるとして、僕は僕が個人レベルで出来る事をひたむきに
頑張る他ないのでしょう。
そう言えば、「米国サッカーのレベルをもうひとつ上に引き上げたい」と言っていたベッカムは、
ロサンゼルス(LA)ギャラクシーへの移籍をレアルに無断で結んでいたそうです。
ありとあらゆる物事にお金は付き物とは理解しているものの、全く寒い時代です。